ネコ語


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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僕はネコの言葉が話せる。
ネコに向かって、鳴き声をそっくりに真似て「ニャー」と話しかけると、あれっという顔でこっちを見て「ニャー」と返してくれる。
「人間なのにネコの言葉が話せるんですね」という顔をする。
大抵のネコはそういう反応を示すので、言葉が通じている・・と思っていた。
たまにろくに反応しないネコもいるのだが、それは性格がひねくれたヤツであろう。

その自信が揺らいだのは、海外でネコに話しかけた時だ。
ヨーロッパで街中のネコに「ニャー」と話しかけてみたが、およそどのネコも返事を返してくれなかった。
それどころか、多くのネコはまったく反応さえしなかった。

最初は海外のネコは随分とすれているな・・と思った。
しかしよく観察していると、僕のニャーという鳴き声を、そもそも自分への呼びかけとは思ってはいないようにも見える。
しつこく「ニャーニャー」と鳴いてみせると、あんた一体何をしているの?・・という顔でこっちを見るのだ。

まるでネコ語が通じない。
これは・・・もしかしたらネコ語には外国語があるのではないか?・・・と思った。
恐らく僕の話すネコ語は、日本語のネコ語なのだ。
だから日本のネコにしか通用しない。
同じように「ニャー」と鳴いているように見えても、実際には国によって意味が違っているのではないか?

そんな折、白人の女性が「ミャウ、ミャウ」と下手糞な鳴き真似で、ネコを呼んでいる場面に遭遇した。
するとあの無愛想なネコが、ちゃんとニャーと返事をするではないか。
あんなでたらめな鳴き声が通用するなんて、一体どういう事なのか・・・

ここでネコ語に外国語があるという仮説が間違っていることに気付いた。
もしかしたらネコは、単に「人間が変な声を張り上げて呼んでいるな」と思っているだけかもしれない。
ネコにしてみれば、何だか一生懸命だから応えてやろうか・・というお情けの感情もあるのかもしれない。

それぞれの国のネコが、それぞれの国の人間によって作られた「ネコの鳴き声」に反応する。
反応してくれる・・と言った方がいいかもしれない。
それがニャーだろうがミャウだろうが関係なく、その国で自分たちを呼ぶために作られた合図に過ぎないのだ。
てっきり僕は、自分がネコ語を話せて、ネコとのコミュニケーションが成り立っていると思っていたが、ネコの方は仕方なく相手をしているだけだったとは・・・

もっとも僕のネコの鳴き真似は、一般の日本人がニャーなどとカタカナ的に発声するのとはちょっと違うのだ。
鼻にかけて発音する、もっとリアルな鳴き声である。

以前夜中に盛りのついたネコが自宅の庭に入ってきたのだが、家の中から姿を見せずに、ニャーニャーと色っぽい声をかけてみたことがある。
ネコはてっきり僕のことをメスネコと勘違いして、盛んにニャーニャーと応えていた。
その日から何日間か、毎晩のようにネコが迎えに来て、庭でニャーニャーと鳴くので、母親が気味悪がったほどだ。
つまり僕のネコ語は、姿を見せなければネコも騙されるほど真に迫っている・・ということになる(笑)

因みに万国共通でネコに通じるネコ語がある。
それは威嚇するときのフーッという唸り声だ。
歯を合わせて唇を膨らませて「フーッ!」と鳴らすと、大抵のネコはビックリしてあたりをキョロキョロと見回す。
ネコがふてぶてしい態度でろくに反応しない時は、フーッと一発かまして驚かしてやるのだ(笑)
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パルスオキシメータ


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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パルスオキシメータを店頭で見かけるようになったとNHKで報道していた。
しばらく売り切れで、どこにも無かったのだ。
数か月前から薬局に入るたびに探していたが、在庫しているところはなかった。

早速近くのドラッグストアに行ってみたが、やはり入荷してはいないという。
家電店に行けばあるのではないか・・と言われて行ってみたが、地元のお店にはなかった。
テレビで報道されたので、また売り切れてしまったのだろうか。

ネット上で探してみたら、販売しているのをみつけた。
すぐに注文したが、受注確認のメールを見たら、商品名の後に「幼児用」と書かれている。
えっと思って販売サイトを見直すと、幼児から老人までと書かれている。
それなら自分も入るであろう。

しかしさらに読んでいくと、幼児用・老人の指の細い方にも使用可・・となっている。
エーッ、そんなのあり??
慌てて注文をキャンセルした。
キャンセルの処理は例によってやりにくく作られており、みつけるのが大変であったが・・・

結局Mrs.COLKIDがどこかのサイトでみつけて購入した。
中国製のものは不正確で使えない・・とは聞いていた。
かといって国産のものはすべて売切れである。
届いたものも中国製であろうが、価格はけっこう高いので、まあ何とか使える方に入るであろうと期待しての購入である。

恐る恐る指を入れて測定してみた。
数値は97と出た。
一般に96-99が正常値だというので、これなら大丈夫そうだ。

何度か計ってみたが、僕の場合安定して95から99の範囲の数値が出る。
多分この数値なら問題ないだろう。
・・・まさか適当にその辺りの数字を表示しているだけではあるまいな・・・
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精霊


Z7 + NIKKOR Z 24mm f/1.8 S

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ある霊能力のある方から、僕の撮る写真には様々な精霊が写りこんでる・・という指摘を受けたことがある。
普通はそういう写真は撮れないそうで、撮ろうとしてもあちらから拒否されて、まったく写っていなかったり、カメラが動かなくなったり、最初からそういう場所に近づけなかったりするのだそうだ。
これだけたくさん写ることは珍しく、恐らく精霊から僕が好かれているのだろうと言う。
また僕自身にも霊感があるはずだと言われた。

それなら精霊写真家として売り出そうかと言ったが(笑)当の本人が見えないのでは仕方がない。
僕は自慢じゃないが霊感はまったく無い・・という事は、ここにも何度か書いている。
しかしそれを言うと、霊感のある人というのは、それが見えたり、聞こえたり、感じたりと、それぞれ感知の仕方が違うのだという。
だから僕の場合は、当人が気付かないうちに、何か啓示のようなものを感じ取って撮っているのだろうという。

自分の写真に関しては、気になった場所を見ると、カメラをひょいと向けてシャッターを切る・・というシンプルな撮り方をしている。
ほとんど直感に基づいており、構図をじっくり考えたりといった意図的なものがあまり入らない場合も多い。
大抵同じ場所で引っかかるので、ここに載せる写真も、どうしても似た写真が多くなっている。
そういう写真に霊的なものが写っているのだとしたら、確かに何かの力に導かれて撮っているのかもしれない。

たとえば日光の森の中にある特定の木が気になって、近くに出かけた時は、必ずその木のところまで挨拶に行く。
またMrs.COLKIDの実家の近所には、どうしても好きになれない場所があり、そこに近寄るたびにぞっとしたりもする。
何かが見えるという事は無いのだが、感じているのは確かで、多少は霊感があるのかもしれない。
(以前使者のようなトンボと遭遇したことはある→2009年7月25日の日記

そう言えばその昔、夜中に東照宮に行き、鳥居の下で写真を撮ろうとしたら、三脚のヘッドが動かなくなり撮影できなかったことがある。
あの時はさすがに怖くなった。
あれはもしかして、精霊の怒りを買ったのだろうか・・と心配になった。
それを聞いたら、夜中にそんなところに行くものではない、と言われたが、まあ脅かしてやろうと悪戯でもされたのだろうとのことだった。
夜中にいきなり訪問したので、失礼だと反発されたのかもしれない。

僕には霊的な経験はほとんど無いが、過去に一度だけ、明確にそれを感じたことがある。
だいぶ前の話であるが、ウィーン郊外の墓地に、好きな音楽家の墓参りにひとりで行った時に、不思議な経験をした。
墓地の入り口に一歩足を踏み入れた瞬間、頭の上に何か重いものがのしかかってきたのだ。

頭がグーッと押されて、物理的に何かが乗ってきたかのようだった。
生まれてこの方、そんな経験をしたことは無かった。
はるばるウィーンまで来てしまったけれど、もしかして招かれざる客だったか・・と焦った。

霊感の強い叔母などは、ヨーロッパの古城で何かの霊に憑かれて、そのまま日本に連れ帰ってしまい、しばらく体調不良になることもある。
それを知っていたので、これはまずい事になったなと思った。
しかしそんな状況にもかかわらず、せっかく行ったのだからと、音楽家のお墓の前で、ウォークマンでその人の交響曲を聞き、満足して帰ってきた(笑)
それから30年以上の月日が経っているから、あの時乗っかってきた霊も、既にどこかにいなくなっただろう。
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帽子


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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僕は帽子が好きでいくつか持っている。
日曜日などはよく被って歩く。
少々突飛な格好をしても許されるのが東京のいいところで、けっこう自由に被っている。
いや、本人は別に突飛な格好のつもりは無いのだが・・・(笑)

とはいえ、自分に全然似合っていないものを被るのはやはり嫌だ。
鏡の前で確かめて、それなりに気を遣って選んでいる。

ハンチングは何種類か持っているが、上手く合わせないとおじさん臭くなってしまう。
寒いのでニットキャップを被ることはあるが、もう少し若い人でないとお洒落には見えない。
パナマ帽はお洒落だが、シーズンではない。
サファリ帽やベースボールキャップは、僕が被るとぱっとしない上、なぜか警察の職質を受けやすくなるようだ。
ウエスタンハットはXが沢山つくものを持っているが、コスプレになってしまうので被るには覚悟が必要だ(笑)

少しフォーマルっぽく決めたいなと思うと、やはりフェルト製の中折れ帽が欲しくなる。
気を付けないとどこかの政治家みたいに凄みが出てマフィア風になってしまうが、僕の顔ならそういうことはまず無い(笑)
あまり崩し過ぎずに、ほどほどに正統派の雰囲気を残したい時にピッタリだ。

アメ横の帽子屋さんをいくつか回ってみた。
中折れ帽を何色も並べているお店があり、鏡を見ながら何種類か被ってみたが、チャコールグレーのものがしっくりきた。
お店の女の子からも「バッチリ合っていますね」とおだてられて、喜んでそれを買ってきた。

家でまた帽子を買ってきたと怒られるかと思ったが、思ったほど文句は言われなかった。
ところが数日後にMrs.COLKIDもデパートで帽子を買ってきた。
外出の度に僕が被っているのを見て、自分も欲しくなったようだ。

僕の真似をするなと言ったら、私はあなたのように安物の帽子は買わないなどと反論する。
何でもオーストリア製の手作りのウサギの毛100%のフェルトの帽子だそうで、何万円もするものをセールで安く買ったようだ。
サイズが外国人向けに小さめで、日本人には滅多に合わないそうだが、Mrs.COLKIDは頭のサイズが小さくてピッタリであった。

とはいえ明るい色なので、本人も合わせるのが難しいらしく、毎日被るわけではない。
あと夫婦で被って歩くのはおかしいからと、僕が被っている時には自分は被らないと決めているようだ(笑)
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ピーク


Z7 + NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

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次の水曜日プラスマイナス1日が第3波のピークになり、その後は感染者数は急速に下がるはずだ・・という予測を専門家の友人から聞いた。
先週の話だ。
ビッグデータからの解析なのでかなり確度は高いという。
そうであって欲しい。

明日は雪になるという。
スタッドレスを試すことが出来るが、何分会社までかなりの距離である。
路面も凍結する可能性があるし、無事到着できるのかどうか、そちらの方が心配である。
生産に支障が出る可能性もあるので、今日も若手が何人か出て仕事をした。
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カーオーディオ


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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僕の320dのカーオーディオは、オプションのハーマン・カードンのものが付いている。
お金を払って付けてもらう追加オプションであるが、音がそれほどいいとは思えない。
もともとBMWのカーオーディオの音は悪いと感じていたが、オプションでグレードアップしても、その音にはあまり感心はしない。

特に今回のハーマンカードンは、どこかの帯域にカーカーと硬めになる癖がつき、それが気になって仕方がなかった。
とはいえ納車から1年近くが過ぎ、運転している間はほぼ常に音を出していたし、時にはかなりの大音量でも鳴らした。
その結果エージングが進み、最初よりかなり聞きやすくはなった。

それでも特有の癖はまだ健在で、オーケストラでは特定の楽器の音が目立ってしまい、聞き慣れた録音の印象が少し違うものになる。
ヴォーカルに関しても、僕はLS3/5Aの音を人間の声の基準としているが、硬質な響きが付帯して当人のイメージと異なる声になってしまう。
恐らくドイツ人が音決めしたのだろうが、一体どのような曲でチューニングしたのだろう・・・
失礼ながら、自分がやればもう少しまともな音になるのにな・・などと考えてしまう。

出来るなら、何か他の仕組みに付け替えたいとさえ考えた。
しかし現代の車のオーディオは、単なる音楽再生装置ではなく、運転のコントロールシステムと密接に関わっている。
ここだけ自分の好きなものに交換するのは難しい。
できれば最初から交換を前提として、プリアウト端子や後付けのアンプの取り付けスペースなどを用意して欲しいものだが、まあそれは無理な要望であろう。
消費電力などの問題もあるし、メーカーも勝手にここを変えて欲しくはないのだろう。

また交換したいと言っても、市販のカーオーディオで、自分の納得の出来る音のものを聞いたことが無い。
電源周りが家庭用と違うことの影響なのか、あるいは視聴のポジションやスピーカーの位置の関係なのか、Dレンジ感に乏しい特有の癖のある音のするものがほとんどだ。
多分高いお金を払っていいものに交換しても、不満は残るのであろう。
結局は、こういうものと諦めて、現状で我慢するしかない・・という結論になっている。
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天候


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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寒いが天気は良かった。
午前中会社で仕事をしたが、ひとりで事務所に座っていると、厚着をしていても寒かった。
午後は銀座の床屋に行ってきた。
次回を少しでも先に延ばせるように、いつもより短めにしてもらった。

東京はずっと晴天が続いている。
日本海側を中心に、北海道から九州まで大雪になり、大きな被害も出ている。
雪のため各地への輸送が滞っているという、運送会社からの通達も来ている。

なのになぜか東京周辺は天気がいい。
正月休みの後、少し曇りの日もあったが、また晴天に戻った。
青空が広がり、太陽の光が眩しくて、運転が難しいくらいだ。

ただしこの数日は気温は低い。
冷蔵庫の中にいるかのように寒い。
実は8日の晩に、僅かに雪がチラついた。
まあ本当にいくつか舞っているのを見た・・という程度であったが・・・

日本列島の中で、この周辺だけ天気がいい。
それはそれで少し気持ちが悪い。
大きな地震の前触れではないかと心配にもなる。

実は関東の平野部だけ天気がいいという現象は、この数年時折発生しているのだ。
震災の宏観現象は、何年か前後して続くことがある。
いつもそれに気付くのは、発生した後になってからなのだが・・・

せっかくのスタッドレスタイヤも、雪の上での性能はまだ試せていない。
遠出も許されないので、雪の上を走る機会がまったくないのだ。
来週から天気が崩れるという話であるが、どうなることであろうか。
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振り返る犬


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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母親は毎朝自分の住むマンションの前に立ち、僕の車が迎えに来るのを待っている。
向こうの方から、小さい犬を連れた女性と、その後ろを白髪の女性が歩いてくる。
二人は親子のようで、毎朝犬を連れて散歩に出かけるのだ。

必ず犬を連れた女性が先で、その後ろに白髪の女性が続く。
白髪の女性は、母親より少し若いようだが、それほど快活そうには見えず、ただ犬を連れた娘の後ろをとぼとぼと歩いている。
母親はいつも決まった時間にそこに立つので、ほぼ毎日のようにその親子と顔を合わせる。

一番最初にそこで遭遇した時、母親の前を通りかかった犬が、母親を見るなり目を輝かせたという。
そして喜び勇んで母親に飛びつこうとした。
女性が犬のつなを引っ張り、やめなさい、と犬に命令した。

犬はなぜ自分が引っ張られたのか分からない・・という顔をしていた。
しかし後ろから来た白髪の女性を見ると、あれっ?という顔になり、母親と白髪の女性を交互に見た。
どうやら僕の母親を、自分の飼い主の母親である白髪の女性と間違えたらしい。

共に高齢であるし、髪の毛も同じように白いので、勘違いしたのだろうか。
犬は少し恥ずかしそうにしながら、親子とともにその場から去って行った。

翌日もまたその犬の一行と遭遇したが、今回は母親を見ても間違えることは無かった。
ただ澄ました顔で母親の前を通り過ぎ、少し先に行ったところで、ちらっとこちらを振り返って見たのだそうだ。
母親は犬と目が合ってしまい慌てた。
その日以降、犬は必ず少し通り過ぎてから、母親の方を見るようになった。

犬がどのような気持ちで振り返るのかは分からない。
恐らく、あなたの事は知っていますよ・・という親愛の情を示しているのだろう。
あるいは、今日は間違えなかったでしょう?と言いたいのか。
しかしもともと犬やネコといった動物が好きではない母親にしてみれば、犬に馬鹿にされているような気持ちになるらしい。

あれは犬が自分より弱い老人に対し、優越感を持って見ているのだ・・と母親は言う。
一度は間違えてしまったが、俺はお前より強いのだと相手に分からせるために、わざと振り返って見ているに違いないという。
犬はそんな事考えていないから大丈夫だよ・・と言っても、なかなか聞いてもらえない。
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カスタマイズ


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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W.MT WATCHでカスタマイズしたSEA DIVER。
W.MT WATCHは香港のロレックス・コレクターの作った会社だそうで、主にロレックスのヴィンテージ・モデルを再現して販売している。
カスタマイズのコーナーでは、自分の好きなデザインでヴィンテージ・ウォッチを作ることが可能である。

ネットならではの機能を使い、自分オリジナルの時計をデザインするサービスは、以前よりUNDONEなど数社が行なっていた。
このW.HT WATCHの場合は、ロレックスのヴィンテージ・モデルに特化しているところが特徴である。
しかもオプションでパーツごとにエージング加工まで出来るという凝りようである。
「古い時計を再現して楽しむ」という「新しい趣味」が定着してきたのを感じる。
香港はヴィンテージ時計の市場が盛んだそうで、そういう事情を背景として生まれた会社であろう。



今回は映画の007でショーン・コネリーが使っていた有名なサブマリーナーRef.6538を再現しようと試みた。
カスタマイズの画面(下の画像参照)から、ケース、文字盤、ベゼルなど、好きなパーツを選んで組み合わせていく。
当然のことながら、選んだパーツに応じて、左側の完成画像も変化していく。
これだけでも面白くて夢中になってしまう。

劇中で使われているジェームズ・ボンドの腕時計の再現を目指したが、残念なことに文字盤だけ同じものが無い。
これで12時のインデックスのみが三角形のものがあれば完璧だったのに・・・
この時計を意識したカスタマイズの注文は多いと思うのだが何故・・・?

他のケースとの組み合わせでは用意されているのに、このリューズガードなしのケースとの組み合わせでは、その文字盤が選択肢に入っていないのだ。
このNATOベルトには「ボンド」という名称が付いているくらいだから、分かっていて意図的にその文字盤を外したのだろうか。
まあ選択肢は随時変動するようなので、今回たまたま無かっただけかもしれないが・・・



今回のカスタム時計の仕様は以下のようになる。

モデル:シー・ダイバー
ケース:ステンレス・スチール
文字盤:「シー・ダイバー」のブラック
ベルト:「NATO」のボンド
ベゼルのインサート:「ダイバーⅡ」のブラック-シルバー
針(時分):「ダイバー」のシルバー
針(秒):「ブレゲ」のシルバー
クラウン:シルバー
風防:ミネラル・クリスタル
ムーブメント:セイコー NH35 自動巻き

完璧とはいかないまでも、雰囲気は十分に味わえる出来栄えとなった。
細部の仕上げまで見ると、さすがに価格が価格なので(この仕様で300ドル台)限界はあるのだが、決して品質が悪いわけではない。
ムーブメントに日本製のものを採用していることも謳い文句になっている。

文字盤のインデックスは最初から黄色みがかっており、アンティークっぽさがけっこう味わえる。
今は新品状態でピカピカだが、これでケースに使用感が加わっていけば、かなり「らしく」なるのではないか。
ケース径が38mmと小さめなのが効いているようで、妙なリアル感があり、袖口からのぞくたびにハッとなる。
見慣れない時計なので、とても目立つのだ(笑)



ネットの画面でのカスタマイズの操作はとてもやり易く、発注から納品までの時間もそれ程かからなかった。
仕組みとしてなかなか良く出来ている。
しかしロレックスのアンティークを自分でデザインするとなると、どうしてもその分野の知識が必要で、素人には敷居が高いのも事実だ。
適当に好きなパーツを選んで組み合わせて、ちぐはぐな物を作ってしまうと、専門家から笑われかねない。

実のところ僕にはまったくロレックスの知識は無く、007の時計の情報と画像がネット上にあったから、それに似せて作っただけなのだ(笑)
インターネットを使った時計のカスタマイズは、ネットならではの機能を存分に活用しており、一見DXの成功例のようにも見える。
しかし十分な知識を持ち、歴史的な観点で見てもおかしくない組み合わせを選んでカスタマイズできる人となると限られてくる。
とても魅力的な仕組みであるが、実際にこの機能を活用して発注する人がどのくらいいるのか興味がある。

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アトランティックスターズ


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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アトランティックスターズのアンタレスBBFB-NYNR。
カラーはブラック。
サイズは41。



数年前に、アトランティックスターズという新しいスニーカーブランドが入ってきたという話は聞いていた。
ちょうど行きつけの靴屋さんのそばに輸入元があり、情報が早かったのだ。
スニーカーとしては比較的高価ではあるが、イタリア製で手作りだという。
その時はデザインも質も高く、期待できると話題になっていた。

僕は当時はスニーカーに興味が無かったので、話を聞いただけで終わってしまった。
しかし気にはなっていて、いつか買ってみようかなと思っていた。
最近になりネットで調べてみると、世間ではその後ブームになり、現在はポピュラーになり過ぎて、かえって避ける人も出ているようだ。
また特殊なタイプの人たちにも好まれているそうで、そこを嫌がる人もいた。

そのため、今となっては履きにくい靴でもあるようだ。
質が高くカッコいいのは確かなのだが、人気が出たことで、かえって良くないイメージが伴うようになってしまった。
それを打ち消して上手く履きこなすとなると、お洒落に疎い僕にはけっこうハードルが高い(笑)



とは言え、デザインが気に入っていて、ずっと欲しかったのは確かだ。
やはり品質が高いものには惹かれる。
ただ派手な色を履きこなすのは無理そうなので、なるべく地味なものから選ぶことにした。

当初は黒にワンポイントが小さく入ったものを考えていた。
しかし青山の直営店に行くと、残念ながら僕に合うサイズの在庫が切れていた。
そこで少し派手めではあるが、次点に考えていたこちらのモデルにした。
日本限定モデルで、ソールに華やかな赤と黄色が入っている。

サイズ40を試着したが、少しピッタリすぎて余裕が無かったので、ひとつ上の41にした。
ちなみに当初欲しかったワンポイントのモデルの方は、40が適正サイズであった。
シリーズによってラストが違い、サイズ感も異なるので注意が必要だ。
買われる方は、お店で実際に試着した方が無難であろう。

この製品はZOZOMATの対象モデルのラインナップには今のところ入っていない。
今回は純粋に欲しくて買った。
まあ、これがノーマルな靴の買い方ではある(笑)
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始まったか・・・


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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1月4日から出社しているが、高速道路も下の道も、とても空いていた。
それほど飛ばさなかったが、いつもより30分ほど早く到着してしまった。
帰りは早めに会社を出て、そのまま高速道路で青山まで買い物に行った。
その後は下の道で帰宅したが、さすがに夕刻は車が多く、何度か渋滞に捕まった。

5日になると、仕事始めのところも多いだろうから、昨日のようには行かないだろう・・と考えていた。
4日には1台も停まっていなかった近所のスーパーへの搬入のトラックが、今日は道の片側を占拠してズラッと並んでいる。
休み前と一緒の状況である。
いよいよ皆が動き出したようだ。

しかし高速に乗ると、思いのほか空いている。
いつもたくさん走っているトラックが、今日は非常に少ない。
そのためか、ほとんど停まらずに走ることが出来て、やはり30分早く会社に到着した。

おかしいな・・まだ本番はこれからだろうか。
と思ったが、5日の帰りも道は空いていて、スムースに家に到着した。
この時間の帰宅コースとしては異例の早さだ。

どうもは緊急事態宣言の発令を前に、皆が早くも外出を控え出したように見える。
まあ明日以降の様子を見てみないと、はっきりとは分からないが・・・
それにしても、仕事が始まっているはずなのに、交通量がこんなに少ないなんて、皆テレワークが身についてきたのだろうか・・・

そんな事を考えていたが、Mrs.COLKIDが夕食の食材を買いにスーパーに行くと、野菜がほとんど売り切れていたという。
何と、もう買い占めが始まったか・・・
お陰でキャベツの入らない焼きそばを食べる羽目となった。
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配達完了


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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アマゾンから荷物が発送されたというメールが来た。
おとといの夜、発注をかけたものだ。
明日届くという。

正月の三が日だというのに・・・
年末年始でもしっかり仕事をしている。
大変だな・・と思ったが、こちらも休みの間は家にいるので、届けてくれるのは確かに有難い。

翌日になり、またメールが来た。
今日の夜19時から21時の間に届くという。
日中は出かけたが、その時間帯には帰宅して、荷物が到着するのを待った。
今日はアマゾンから荷物が届くはずだから・・とMrs.COLKIDにも伝えておいた。

ふと気付くと19時を過ぎていた。
我が家は駅のすぐそばなので、配達の順番の最初の方にスケジュールが組まれるようで、指定時間になるや否やチャイムが鳴る事が多い。
配達員がマンションの前で時間が来るのを待っているとしか思えない。
しかし今日は混んでいるのか、まだ配達員が来ない。

そのうち20時も回った。
もう届いてもおかしくないのに・・と考えていたら、スマホに新しいメールが届いているのに気付いた。
配達完了しました・・というメールであった。
ええっ、まだ受取っていないよ。

誰か他の家に間違って届けたのだろうか。
或いは1階の郵便受けに入れて行ったか・・・
それほど大きな荷物ではないので、それも出来ないことはない。
確かめようと思ったが、外は寒いので、まずは外出できる格好に着替えた。

玄関のドアを開けると、足元にダンボール箱が置いてあるのに気付いた。
あれっと思って手に取ると、アマゾンのマークが印刷されている。
いつの間にか荷物が届いていたのだ。
例によって箱だけ大きくて、これでは郵便受けには入らない。

届いたメールをよく見ると、今回の配達は玄関へのお届け・・と書かれている。
そうは言っても、置いて行きますよ、の一言くらいはあるものと思っていた。
宅配ボックスもないのに、荷物をそのまま裸で置いていくのか・・・

ちょっと驚いたが、確かにこれもひとつの方法ではある。
盗難が心配であるが、考えてみれば、アマゾンの通販の箱にそこまで高価なものが入っているとも思えない。
マンション内部の要所には監視カメラが設置してあり、それに捉えられるリスクを考えると、プロがこの箱を盗むために侵入するとは思えない。
仮に無くなったとしても、子供の悪戯程度だろう。

またメールで配達完了を知らせてくるので、スマホを持っていれば、ほぼリアルタイムで到着したのが分かる。
むしろ人との接触を避けられるので、こちらの方がお客に喜ばれるのかもしれない。
最近は宅配便の配達員が来ても、インターホン越しに、玄関前に置いていってください・・とお願いするのが普通になっている。
それがメールに変わっただけではある。

ただこれも過渡期のやり方かもしれない。
ウチのような古いマンションだと、1階に宅配の荷物受け取り用のロッカーが無いので、こういう方法しかないのだ。
将来的には宅配便のやり取りのための設備が充実し、共通の仕組みが確立され、より確実に生活の一部に取り込まれていくであろう。
次回のマンションの総会で、ロッカーの設置を提案しようかな・・・などと思った。
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最終日のお食事


Z7 + NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

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明日から出社する。
今日は年末年始のお休みの最終日だ。
朝になって、今年のお休みは銀座に食事に行っていないことに気付いた。
この数年、奥日光から帰宅してから、和食のお店に夫婦で食べに行っていたのだ。

電話をしてみたら、今からでも席を取ることが出来るという。
そこで急いで支度をして銀座に向かった。
銀座まで電車で30分以上かかる。

銀座の街は比較的人出が少なかった。
やはり新型コロナの感染拡大の影響がかなり出ているようだ。
人ばかりでなく、車の通行も少なめで、道がやけに空いている。
Mrs.COLKIDなど歩行者天国と勘違いして、通りの真ん中を歩いてしまったほどだ。

お店に着くと、運よく個室が空いるという。
前の人が断ったらしい。
皆神経質になっていて、個室を逆に嫌がる人もいるようだ。
その部屋で二人だけで正月の懐石のコースをいただいた。

味は十分に満足した。
最近は客足が減ってコストダウンをしているのか、行きつけのホテルもデパートのレストランも、味がかなり落ちているのを感じていた。
しかし今日のお店はほとんどそれを感じなかった。
まだこういう世界が残っていたかと、少しほっとした。
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錦玉子


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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お節料理の錦玉子が好きだ。
同じ玉子を使った料理でも、伊達巻より錦玉子の方が好きである。
お節料理には、錦玉子の美味しいものが欠かせない。

今回のお節料理でも、必ず錦玉子を買っておくようにとMrs.COLKIDに頼んでおいた。
しかし僕以外の家族は、錦玉子にそれほどの思い入れは無いようである。
玉子を使った料理としては、あくまで伊達巻がメインで、錦玉子はどちらかと言えばおまけだという。

かつては、僕が好きだからと、必ず錦玉子を用意してくれた母親までもが、すっかりそんなこと忘れてしまっている。
伊達巻の美味しいのがあれば、錦玉子はいらない、などと言う。
考えてみれば、この十数年お節料理を作っていないので、その間に僕の好みを忘れてしまったようだ。

デパートに行くと、けっこう高価な伊達巻が売っている。
1巻5千円以上する。
今年は試しにそれを買ってみたという。

後から知ったのだが、錦玉子にもそのくらい高価なものがお店にあったのだという。
高い伊達巻を買ったので、錦玉子は安い方でいい・・という事になったようだ。
うわー、その高い錦玉子を食べてみたかった。
やはり世間には、僕以外にも錦玉子に拘る人がいるのだ。
どちらかというと、伊達巻の方が安いもので良かったのに、と言った。

すると家族の強い反対を受けた。
食べてみても、やはり錦玉子より伊達巻の方が美味しいと言うのだ。
お節料理を食べながら、この論争は続いた。

結局、お節料理の「錦玉子」は、おでんに於ける「ちくわぶ」の様なものだ・・という事になった。
地方によっては知られておらず、マイナーな存在でありながら、コアなファンがいる・・というところが似ている。
まあそれはどうでもいいのだが、ちなみに僕はちくわぶも大好きなのである。
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お節料理


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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久々である。
自宅でお正月を過ごすこと自体が十数年ぶりだ。
ここしばらく年末年始は奥日光のリゾートホテルに行っていた。
その前は会津のホテルなどに行っていた時期もある。

もっと前になると、父親が剣道を教えていたため、道場でその初稽古があった。
稽古の後で20人ほどが我が家に集まり、盛大な飲み会を開いていた。
その準備やお世話で、毎年正月はてんやわんやであった。

今回久しぶりに自宅で正月を過ごした。
黒豆やきんとんなど、一部のお節料理を女性陣が作り、残りはデパートで買ってきた。
旅行に行けなかった分、少し高級なものを予約したが、凄い売れ行きだったらしく、あっという間に売り切れた。
大晦日に取りに行った時は、デパートは大混雑で、引き渡しの特設会場まで作られていた。
皆考えることは同じのようだ。

それにしても、今回は本当に久しぶりに自宅でお節料理を食べた。
家族は三人と少人数ではあるが、天候も穏やかで、お正月らしいお正月であった。
案外これに味を占めて、今後は正月に海外などに行く習慣を止める人たちも出てくるかもしれない。
僕は今日はお節料理を食べ過ぎてしまい、少しお腹が苦しい・・・

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