精霊


Z7 + NIKKOR Z 24mm f/1.8 S

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ある霊能力のある方から、僕の撮る写真には様々な精霊が写りこんでる・・という指摘を受けたことがある。
普通はそういう写真は撮れないそうで、撮ろうとしてもあちらから拒否されて、まったく写っていなかったり、カメラが動かなくなったり、最初からそういう場所に近づけなかったりするのだそうだ。
これだけたくさん写ることは珍しく、恐らく精霊から僕が好かれているのだろうと言う。
また僕自身にも霊感があるはずだと言われた。

それなら精霊写真家として売り出そうかと言ったが(笑)当の本人が見えないのでは仕方がない。
僕は自慢じゃないが霊感はまったく無い・・という事は、ここにも何度か書いている。
しかしそれを言うと、霊感のある人というのは、それが見えたり、聞こえたり、感じたりと、それぞれ感知の仕方が違うのだという。
だから僕の場合は、当人が気付かないうちに、何か啓示のようなものを感じ取って撮っているのだろうという。

自分の写真に関しては、気になった場所を見ると、カメラをひょいと向けてシャッターを切る・・というシンプルな撮り方をしている。
ほとんど直感に基づいており、構図をじっくり考えたりといった意図的なものがあまり入らない場合も多い。
大抵同じ場所で引っかかるので、ここに載せる写真も、どうしても似た写真が多くなっている。
そういう写真に霊的なものが写っているのだとしたら、確かに何かの力に導かれて撮っているのかもしれない。

たとえば日光の森の中にある特定の木が気になって、近くに出かけた時は、必ずその木のところまで挨拶に行く。
またMrs.COLKIDの実家の近所には、どうしても好きになれない場所があり、そこに近寄るたびにぞっとしたりもする。
何かが見えるという事は無いのだが、感じているのは確かで、多少は霊感があるのかもしれない。
(以前使者のようなトンボと遭遇したことはある→2009年7月25日の日記

そう言えばその昔、夜中に東照宮に行き、鳥居の下で写真を撮ろうとしたら、三脚のヘッドが動かなくなり撮影できなかったことがある。
あの時はさすがに怖くなった。
あれはもしかして、精霊の怒りを買ったのだろうか・・と心配になった。
それを聞いたら、夜中にそんなところに行くものではない、と言われたが、まあ脅かしてやろうと悪戯でもされたのだろうとのことだった。
夜中にいきなり訪問したので、失礼だと反発されたのかもしれない。

僕には霊的な経験はほとんど無いが、過去に一度だけ、明確にそれを感じたことがある。
だいぶ前の話であるが、ウィーン郊外の墓地に、好きな音楽家の墓参りにひとりで行った時に、不思議な経験をした。
墓地の入り口に一歩足を踏み入れた瞬間、頭の上に何か重いものがのしかかってきたのだ。

頭がグーッと押されて、物理的に何かが乗ってきたかのようだった。
生まれてこの方、そんな経験をしたことは無かった。
はるばるウィーンまで来てしまったけれど、もしかして招かれざる客だったか・・と焦った。

霊感の強い叔母などは、ヨーロッパの古城で何かの霊に憑かれて、そのまま日本に連れ帰ってしまい、しばらく体調不良になることもある。
それを知っていたので、これはまずい事になったなと思った。
しかしそんな状況にもかかわらず、せっかく行ったのだからと、音楽家のお墓の前で、ウォークマンでその人の交響曲を聞き、満足して帰ってきた(笑)
それから30年以上の月日が経っているから、あの時乗っかってきた霊も、既にどこかにいなくなっただろう。
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