放送


Z7 + NIKKOR Z 24mm f/1.8 S

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毎日朝5時台に起きて支度をして、出発前にテレビで6時のNHKニュースを見る。
それで今日の主な話題を確かめる。
事故や殺人事件など、最近であれば災害などのニュースが放映される。

ニュースの内容によっては、街頭や取材先などで一般の人にインタビューをして、その映像も流れる。
東京であれば、銀座の大通りや新橋の駅前などで撮られたインタビューが多い。
いつも行く場所なので、背景でどこであるかすぐに分かる。

朝のニュースをある時間まで見て、それから家を出て電車に乗り会社に向かう。
その後、自分の車を運転する。
大体時間は7時頃で、今度は車のラジオからNHK-FMの7時のニュースが流れる。

しかし内容は、6時にテレビで見たものと同一である。
テレビとラジオのニュースの内容は同時に作られていることが分かる。
アナウンサーはもちろん違うのだが、取り上げるニュースの項目や内容が一緒なのだ。
そればかりでなく、ラジオで流れる街頭インタビューの音声までもが、テレビと同じものが使われている。

あれっ・・さっきテレビで見た人の声だな・・と思う。
ラジオでは映像は見えないのだが、ほんの1時間ほど前にテレビで見ているので、どういう人であるかすぐに顔を思い出す。
マイクを通して入ってくる周囲の雑音から、話している場所の映像まで思い浮かぶ。

まあ公共放送であるし、テレビ用、ラジオ用として別々の取材をしていると、視聴者から無駄であると指摘されるのかもしれない。
インタビューの録画を使い回しするのは仕方がないだろう。
視聴する方としては、同じ内容の繰り返しなので、次に何を言うか予測が出来て、少しがっかりするのであるが・・・

時折テレビのニュースで放映されたのに、ラジオではカットされるインタビューがある。
恐らく音声が聞きづらく、テロップが流せないラジオでは使えない、との判断であろう。
あるいは時間内に収まらずカットされただけかもしれないが・・・

ところが先日は逆のパターンで、テレビで流れなかったインタビュー音声が何故かラジオで流れた。
増税の際のお店の対応を取材した内容であったが、テレビでは店内で値札切り替えに右往左往する人たちの映像が流れた。
ところがラジオではその続きがあり、お店の店長さんのインタビューなどが放送された。

ほぅ、これはテレビでは流れなかったな・・と、少し新鮮な思いで聞いた。
なぜテレビ放映時にカットされたのだろう。
背景に商品名が大きく映っていたとか、道徳上不都合な看板が映っていたとか・・いろいろと想像してしまった。
一方では使えるのに一方では使えない・・意外にテレビとラジオで共有出来ない素材もあって苦労しているのかもしれない。
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