仕事始め


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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今日から仕事を開始。
(と言いつつ昨日も出社したが)
景気はいまだ回復せず。
コロナの感染も広がり始め、また回復の機会を失いつつある。

そんな中「高級品」だけが売れている。
普及価格帯のものは、売れ行きが渋い。
見事なくらい、その傾向がはっきり出ている。

休みの間に注文がいくつか入っていた。
内容を見ると、明確に高額な商品に偏っている。
そういう品物を扱う高級店はもちろんそうだが、一般のお店でも、売れるのは比較的高額なものが中心になっている。

利益率を考えると、高級品が売れるのは喜ばしいことだ。
安いものは、競争がとことんまで行ってしまい、売れてもメーカーには利益がほとんど出ない。
しかし高級品の売上だけでは、会社が食べていくのは難しい。

そのため利益があまり出なくても、安価なものの生産を隙間に入れようと考えていた。
しかし、そちらがピタリと止まってしまった。
ネットでもお店でも、安いものの売れ行きが良くない。

恐らくお金持ちの人は、景気が悪くてもそれ程影響を受けないのだろう。
コロナ禍で消費に制限がかかり、しばらくお金を使えなかったので、そろそろ使いたくなっているのかもしれない。
しかしお金の無い庶民は、ギリギリまで追い込まれており、もはや無駄なお金は使えない・・という状況か。
そういう状態がいつまで続くのかは分からないが・・・

売れていると言っても、長年安いものしか作っていなかったところが、急に高級な製品を作れるものではない。
技術力ばかりではなく、センスやブランド力の構築も必要であり、世間の評価を得られるまでには何年もかかるのだ。
価格競争ばかり繰り返してきたところは、かなり厳しいことになっているのではないか。
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