凍結路


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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昨日は都心にも雪が積もり、車で帰るのを諦めて、電車で帰宅した。
そのためすんなりと家に帰ることが出来た。
首都高は立ち往生して大変だったみたいで、早い段階で切り替えたのは正解であった。

その日、たまたまオールデンのタンカーブーツを履いていった。
クロムエクセルのアッパーとクレープソール(オールデンではプランテーションソールと呼んでいる)を組み合わせたものだ。(2016年12月7日の日記
雪を意識したというより、なるべくブーツを履く生活を復活させようと思ってのこと。

クレープソールは、雨の日だと特定の条件下(床の材質など)で滑りやすいことがある。
過去に何度かそういうことがあった。
ソールの表面に細かい凸凹はあるが、見た目はほぼフラットなので、ツルッといきそうなイメージがある。
窓の外に降り積もる雪を見て、大丈夫だろうかと心配していた。

クレープソールは天然ゴム製の靴底で、どちらかというとグリップより履き心地を重視して作られたように見える。
履いてみるとソフトでしなやかだが、メリハリの無いペタペタという独特の感触が伴い、好き嫌いは分かれるかもしれない。
ずしりと靴が重くなるのも欠点だろう。

その靴で雪の中を歩いてみた。
路面の状態に注意を払い、足を地面に擦り付けてみて、滑り具合を確認してから踏み出す。
意外にしっかりした感触である。
雪の上ではもちろん、凍結した場所でも思ったほどには滑らず、ちゃんと地面をグリップしてくれる。
これなら問題なく歩ける。

ネット上での評価を見ると、クレープソールは雨や雪に弱い・・というものが多い。
しかし本場の北海道の方が数人、雪や凍結路にはクレープソールがいい・・という意見を書かれていた。
条件によるのだろうが、このグリップ具合を見ると、下手なラバーソールより安定しているように感じる。
雨では滑ることのあるクレープソールだが、雪には案外強いのかもしれない。

今朝は良く晴れたが、案の定、路面はガチガチに凍っていた。
本当は靴を連続して履くのはよくないのだが、クレープソールが思いの外雪に有効だったので、今日もタンカーブーツを履いて出た。
凍結が酷い場所もあったが、ほとんど滑ることなくヒタヒタと歩くことが出来た。

会社のある駅まで電車で行き、雪の積もった駐車場内にポツンと置かれた自分の車のところに行く。
ちょうど太陽が昇り始めたところで、一番気温が低くなる時間帯である。
ドアが凍り付いており、グイと引っ張らないと開かなかった。
フロントウインドウに白く氷が張っていて、デフロスターで溶かすのに時間がかかった。

スタッドレスタイヤに交換した甲斐がある(笑)
雪の上に轍を残しながら駐車場を出ると、早くも目の前の路面が凍ってガチガチになっていた。
試しにその上でブレーキを強めに踏んでみると、ザッという音がしてあっさり停止した。
長い制動距離が必要かと予想していたので、タイヤの氷上性能も悪くないことが分かり少し安心した。
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