偽物


Z7 + NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

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最近ネットを見ているうちに、何となく欲しくなり注文したものがいくつかある。
買う予定はなかったが、たまたまネット上で目に留まり、その場で購入する気になったのだ。

ひとつは処分するということで破格の値段で出ていたあるもの。
もうひとつはちょっと便利そうなツール。
さらには先日ここに書いたシャツである。(2019年7月9日の日記
あまり考えずに購入のボタンを押してしまったが、それで失敗をした(笑)

破格の価格で出ていたアイテムは、完全に偽物を掴まされた。
届いた代物を見て、なんじゃこれは・・と思い、もう一度販売サイトをじっくり見た。
それなりに有名な販売店なので、僕が間違って別のものを注文したのかと思ったのだ。
しかしサイトにはコピー品であるとは書いてなく、誰が見ても本物であると判断する書き方になっており、やはり明らかに詐欺行為である。

住所を再度よく調べたら、有名なそのお店ではなく、微妙に違う番地になっている。
最初から騙すつもりで作られた詐欺サイトであると分かった。
Facebookで広告が出たので、まったく疑わずに買ってしまった。

詐欺のお店は大抵サイトから漂う「偽物感」で分かると思っていたが、それがまったく無かった。
そのためすっかり騙されてしまった。
あちらもテクニックが進化しているようだ。
また本家のサイトには、「最近当社の名を騙る詐欺サイトがあるようです」と注意を促すコメントが出ていた。

購入前によく調べるべきであったが、今回は仮に調べたとしても分からなかった可能性が高い。
たまたまお店の人と話そうと電話でもすれば、もしかすると気付いたかもしれない。
しかしネットで買い物をするたびにそんな事をする人はいないだろう。
今後こういう形の詐欺が出てくるとなるとちょっと面倒である。

もうひとつ買ったのは「便利そうなツール」。
広告がそれなりに洗練されており、品質も高そうであった。
しかし届いたのは中国で生産された何だか安っぽい代物であった。
パッケージにも中国語が一杯書かれている。
まあ使えないわけではないのだが、想像していたものと少なからず違っていてガッカリした。

最後のシャツであるが、販売サイトは米国である。
ところが物は中国から直接送られてきた。
梱包を開けると、見るからに安っぽい生地が出てきた。
最初はウエスかと思った(笑)

画面上では鮮やかそうに見えたが、着るのが恥かしいほど安っぽい代物であった。
Mrs.COLKIDからも、そんな酷いものは着ないように、と注意された。
本当にウエスにするしかないか・・・

偽物屋というのは昔からいる。
恐らく倫理に反するやり方でしか生きていけない人が一定数いるのだろう。
だがこういう人がいると、ネット社会の未来が根底から崩されかねない。
難しい問題である。

どうしたら防げるかと考えたが、結局「お買い得価格のものは一切買わない」、「早いもの勝ちと煽るものは最初から買わない」・・といったマイナスの方策しか思いつかない。
Facebookなので疑わなかったのも悪く、保険の付いた大手販売サイトを通して買うしかない、ということか。
これではネットでみつけて「ちょっといいな」と思って購入・・という流れが成立しなくなる。

支払ったのは大した額では無かったが、今回は授業料として諦めるしかないか。
こんなことなら、その額をウィキに寄付しておくべきだった(笑)
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