COLKIDが日々の出来事を気軽に書き込む小さな日記です。
COLKID プチ日記
忘れ物
D800E + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2
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日曜であったが、朝早く新宿にある得意先の店舗に商品説明に行った。
てっきり雨だと思っていたら、日が射している。
昨晩リュックに書類をつめておいたが、晴天にこれではまずかろうと、急遽カバンに移し変えた。
それがいけなかった。
電車に乗ってから、携帯電話を忘れたことに気付いた。
これでは待ち合わせの時の、細かいやり取りが出来ない。
次の駅で降りて、公衆電話をみつけて家に電話し、Mrs.COLKIDに駅まで届けてもらうことにした。
それから逆方向の電車で戻った。
往復で30分ほどロスしてしまい、少々焦った。
結果的には意外にスイスイと新宿まで出ることができて、時間に遅れることはなかった。
しかし電話がないと、途中での連絡が出来なくなるので、業務に少なからず支障が生じる。
しかも、なぜか大変不安な気持ちになる。
昔はこんなもの無くても、全然問題なかったのにね・・・
アレン・エドモンズのロングウイングチップ、マックニールのウォールナット・グレイン。
ファクトリー・セカンドの未使用品を国内でみつけた。
ずっと欲しかったマックニールの、しかもサイズは7.5のEEである。
アレン・エドモンズの靴は、今までいつも7.5のEEEを買っていた。
ラストによって多少の違いはあるのだが、そのサイズが一番自分の足に合うと思っていた。
ところが夏になり靴下が薄手になると、羽根が閉じ気味になってしまう。
次回輸入する時は、もう少し小さいサイズにしてみようかと考えていた。
以前と違い最近は、靴を余裕無くピッチリと履くのが好きで、羽根が少し開いていないとカッコ悪いと感じるようになった。
そこで次回は7.5のEEを選んでみようと考えていたが、まさにその欲しかったサイズが都内の古靴店で売っていたのだ。
正規品はワイズDしか輸入されていないので、非常に稀なケースというか、滅多にないチャンスである。
ファクトリー・セカンド、つまり製造時のチェックではじかれたB級品である。
靴の裏側には、それを示す靴の形をした小さな焼印が押されている。
しかし同社の製品はもともと作りが荒っぽい(そこが魅力なのだが)こともあり、はじかれた原因が何なのか、よくわからない(笑)
僕は少々の傷やムラは気にしないので、仮にこれがA級品として売られていても、特に不満は持たないであろう。
国内で売られていた価格は、A級品の現地価格と同程度であったが、送料や関税の分を考えると十分に安い。
(実際にはセール中だったため、さらに安く入手した)
それに現在エドモンズのサイトでは、マックニールはブラックのカーフしかラインナップにない。
仮にカスタム・オーダーで頼むとしても、このウォールナットのグレイン・レザーは選べないようだ。
やはりこの1足は「買い」であったといえる。
そのグレイン・レザーだが、なかなかいい色である。
穏やかな茶色・・とでも表現すべき色で、頭の中にあった、ロングウイングチップの理想のアッパーレザー・・にかなり近い。
実際に手にした瞬間、これはいい!と感じた。
凄みのある黒や、鮮やかなバーガンディもいいが、艶を抑えたウォールナット・グレインも素晴らしい。
フローシャイムなどの高品質な時代の名品が消えた今、メイド・イン・USAの靴を代表するのは、オールデンとアレン・エドモンズだけになってしまった。
エドモンズはどこか洗練さに欠ける無骨なデザインであるが、そこがかえってアメリカ靴らしい魅力にもなっている。
7.5のEEというサイズに関しては、実際に履いてみると、羽根が程々に開いてくれ、まあまあのフィッティングだと思う。
踵もしっかりついてくる。
アレン・エドモンズの靴は、最初に足入れした時に多少の違和感があっても、実際に履くと感触が変化していき、足に吸い付くようになる。
このマックニールも、使い始めるとさらによくなっていくだろう。
いずれにしても、マックニールに関しては、この7.5のEEが僕にベストのサイズではないかと思われる。
マックニールのカスタム・オーダーに、いつか挑戦したいと思っていたが、サイズに関してはこれで決まりだろう。
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