手帳


D800E + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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いまだにシステム手帳を愛用している。
もうとっくに皆がスマホやクラウド、その他新しいメディアに移行しているのに、何を馬鹿な・・と怒られそうである。
欠点は十分に承知しているのだが、あのアナログ的なところが、自分の要求に合っているのだ。

僕のスケジュール管理は、分刻みというほどハイレベルなものではない。
というか、意識的に緩めて、自由に動ける時間を織り交ぜているのだが(笑)、その程度の日常だと、アバウトでしかも暗号的な記録が出来る、手帳という媒体がちょうどいい。
かなり大雑把なので、見開きで一ヶ月が見渡せる程度のもので、十分事足りてしまう。

システム手帳が流行ったのは80年代だという。
そんなに昔だったかな・・と思うが、確かに僕が社会人になった当時からあるので、その頃かもしれない。
文房具屋に行くと、大きな売り場スペースが与えられていた。
それが現在は、隅の方のほんの小さい一角で売られているだけだ。

まあ今でも来客と打ち合わせなどすると、手帳を出して書き込む人はけっこう多いから、決して無くなったわけではないのだろう。
一流企業の優秀な人物でも、意外に手帳を使っている人は多い。
恐らく若い頃に、自分なりの方法を確立して、バリバリ勉強してきた人たちで、今でもその方式を頑なに守っているのだろう。
彼らを見ていると、自分の手で書き込むことに固執しており、人から何と言われようが、変える気はなさそうである。

ところで今期から、月間スケジュール表を、今までの日曜日始まりのものから、月曜日始まりのものに変えた。
それが欲しかったわけではなく、近所の文房具屋にそれしかなかったのだ。
大した数が売れないので、仕入れ数自体が少ないらしく、欲しいものは売り切れていたのだ。

これが具合がよくない。
当初は、日曜日は週末、週の始まりは月曜日・・という意識があったので、これで何とかなるだろうと考えていた。
ところがページの一番左の枠が月曜日の表は、いつまで経っても調子がつかめない。
酷い時はスケジュールの書き込みミスをしてしまうのだ。

実はすでに数回、日程を一日間違えた失敗があり、その時はだいぶ慌てた。
どうやら頭の中には、一週間が日曜日から始まる、ちょうど壁のカレンダーのような四角い表が出来上がっているようだ。
その表とひとマスずれるスケジュール表は、極めて使いにくいのだ。
大きな失敗をする前に、早く買い換えようと思っている。
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