COLKIDが日々の出来事を気軽に書き込む小さな日記です。
COLKID プチ日記
デザイン・センター
SIGMA DP2 Merrill
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ヨーロッパの資材メーカーの営業が来社した。
例によって新しい商品のサンプルを、大量にカバンに詰めて持ってきた。
しかし今回はいつもと様子が違う。
そのメーカーは、世界八カ国に生産拠点を持つ中堅の企業である。
しかし世界的な不況に直面し、この厳しい中を生き残るために、かなりの変革を行ったようだ。
それもコストダウンなどではなく、技術的に一気に進ませるという、前進する策をとった。
まず本国にデザイン・センターという、小さな会社並みの組織を設立した。
ここで世界中のユーザーやデザイナーから最新の情報を収集し、今まで蓄積されたノウハウを投入してそれらを解析、今後流行るであろうトレンドを細かく予測する。
それを3ヶ月ごとに更新していくという。
また顧客に示すサンプルの製造や、手のかかる一点物の製造もそのセンターが行う。
今回は五つのデザイン・テーマを打ち上げ、それぞれのテーマに基づいた商品を展開し、多くの資材サンプルを持ってきた。
その中から気になったサンプルを示すと、その場でQRコードを読み取る。
するとiPad上に、その資材を使ってウチの製品を製造した場合の3D映像が作成される。
コンピュータが相手の会社の商品をイメージ上に作り上げてしまうのだ。
しかも細部の寸法や色を細かく変更できる。
その映像が指の操作で360度くるくる回り、裏側や下側がどうなるかも見ることが出来る。
もちろんそのプログラム自体は、クラウドを使ってその場でiPadに読み込まれたものだ。
ちょうど商品から数歩離れたところから俯瞰したような映像が作られる。
完成品の具体的なイメージが湧き、時に実物を見ているような錯覚さえ起こす。
確かにこれは使える。
まあ大きな企業なら当たり前のことかもしれないが、その規模の会社も必死に次の時代に生き残ろうとしているのだ。
このプログラムは使えるから、ウチの会社で利用できないか聞いたところ、お前のところは信頼できるから、パスワードで利用できるオンラインの仕組みを考える、という返答。
C国の連中は信用できないから絶対に公開しないがね・・と付け加えた(笑)
今日の時計ベルト。
カラトラバにJ.C.ペランのカイマンのベージュをつけた。
例によって正式な名称はわからない。
店頭にあった既製品の在庫から選んだもの。
カタログ上では、近い色にブロンズとレモンイエローがあるが、どちらも少し違う感じだ。
ペランのネット上のカラーサンプルは、画像処理のせいか実物とかけ離れていているものがあり、あまり役に立たない。
しかし既製品の店頭在庫は、17mmのような中途半端なサイズも充実しているので、重宝するのは確かだ。
店頭で実際に時計本体と並べてみて、もっともマッチする色を選べばいい。
形もスタイリッシュで、ドレスウォッチによく合っている。
カラトラバと意外にマッチする色が、ベージュ系、イエロー系である。
もちろん正当な路線からは外れており、カジュアルな方向を狙った組み合わせである。
本来カジュアルに使う時計ではないので、試み自体が無謀なのかもしれないが、このコーナーならではの事としてお許し願いたい(笑)
実際に時計に付けてみると、同系列の色で統一され過ぎて、少しメリハリが足らないようにも見える。
特にこの色は黄色人種の肌の色に近いので、腕に付けると同化して消えてしまい、時計だけが浮き立って見えて気味が悪い(笑)
コバ部分の仕上げを黒や濃茶にして、くっきりと縁取りするといいかもしれない。
簡単な作業なので、近くやってみようかと思っている。
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