犬の実力


D3 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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犬という動物は、本来人間など噛み殺してしまう能力を持っているという。
あの牙を見てもわかるが、彼らにもし服従する気持ちがなく、逆に攻撃を仕掛るつもりなら、人間などひとたまりもないだろう。

家の中で飼っている人も多いが、猛獣と寝ているようなものである。
人間が餌をくれて、かわいがってくれるから我慢しているだけで、彼らの堪忍袋の緒が切れて暴れだしたら、手に負えないはずだ。
体力的に優位なのに、それを活用せずに我慢するなんて、ずいぶんと忍耐強い動物である。

空手をやっていた僕の友人が、向かってきた野良犬と戦ったことがある。
しかし反射神経が違いすぎて、戦いにならなかったという。
野良犬の攻撃をかわすので精一杯で、相手が攻撃するのにあきてやめてくれるまで、とにかく防戦一方であったという。

それだけの運動能力を持った猛獣が、頭を撫ぜられて大人しくしていたり、時には飼い主に叱られてシュンとしているのを見ると、どこまで本気であんな演技をしているのだろうと思ってしまう。
ヒグマとだって対等に戦える動物であることを、決して忘れてはいけない。
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