パン屋


D3 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

大きな画像

親戚の家のそばに美味しいパン屋ができた。
ちょっと美味しいパン屋・・ならいくらでもあると思うのだが、そこのパンは確かにかなりのレベルで、雑誌などにも紹介されて有名だそうで、遠くから買いに来るお客も多い。
お店が閉まっている日も多いのだが、あちこちのイベントに招かれて、出店のため出掛けてしまうようだ。
そのため車で前を通りがかった時に、お店が営業しているのを見たら、なるべく立ち寄って購入するようにしている。
何度か行くうちに、お店の女性とも親しくなった。

ところが開店直後の混む時間帯に行くと、ちょっと雰囲気が悪い。
お店側も販売に慣れていないため手際が悪いのだが、小さな店内の一箇所にパンが並べられており、お客は順番にお店の人に欲しいパンを言って包んでもらう形式をとっている。
お客が次から次に入ってくるので、そのやり方では行列になってしまい、かなりの時間待たされる。

ここで問題になるのは、この時間帯に買いに来るお客(主に主婦層)が、どうにも判断や行動が遅く、ひとりひとりに非常識なほどの時間がかかるということだ。
並んでいる時に、あらかじめ買うものを決めておけばいいのに、自分の番が回ってきてから、ああでもない、こうでもないと始める。
一人の客が買うのに10分近くかかることもあり、並んでいる人たちのイライラがつのる。
後ろにこれだけ人が待っているのに、あまりののんびり加減に、この人少しおかしいのではないかと、顔を見てしまうこともある。
結局、時間の流れが違う世界に住んでいる人たちなのだろう。

並んでいる人たちは、目の前で商品が買われて少なくなっていくので、余計にイライラする。
非常に凝ったパンなので、出来る数に限りがあるのだ。
自分が買おうと思っている商品を、のろのろとした動きの女性が、買おうかどうしようかと優柔不断に悩む。
それでいて次のお客も、自分の番が来ると復讐するかのように、同じ事をする。

そのため店内にピリピリと緊張した空気が流れる(笑)
多くは女性客なのだが、申し訳ないから次の人のために残してあげよう・・などという気持ちはさらさらないようで、むしろ次の人が欲しがっているものを意地悪して買おうとさえする。
無言で待ってはいるが、お客が敵同士のようになる。
売り切れてなくなってしまっても、しばらく台を睨みつけて口惜しそうに立っているお客までいる(笑)

そんな女性陣に挟まれた僕は、せめて男の買い物とはこうやってやるのだと見せてやろうと、自分の番が回ってくると明確かつ素早く購入する商品を告げて、数秒で完了させるようにしている。
また大勢並んでいて時間がかかりそうな時は、店員さんに「また後で来ますよ」と告げて、さっさと引き上げてしまう。
もっともそんなことをして、さあどうだと見せたところで、主婦たちはパンを睨んで立っているだけで、何の関心も示さないのだが・・・(笑)
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )