空間


ウウ・・今日は寒い・・・
ここのところ毎日寒いね・・・

24-70のような最新のレンズの画質を見ると、今までのレンズと画質の傾向が違ってきたように感じる。
解像度は十分に高い。
しかし同時に空間の表現が巧みだ。
収差を見事なほど押さえ込んでおり、時に空気までもが写るような表現をする。

デジタルカメラの登場より以前に開発されたレンズには、情報量は相当豊富なのに、ベタッと平面的な描写をするものがけっこうある。
発展著しいこの業界だから、そういう画質を見ると、少々古いものに思えてしまう。

面白いことに解像度重視の古いレンズの画質は、一昔前のオーディオの音を連想させる。
一昔・・いや、もう少し古い話だが(笑)、僕が学生の頃の日本製のオーディオ機器は、まさに解像度の追求に明け暮れていた。
それがある時から空間表現の方向に向かったのは、オーディオが趣味の人ならご存知の通り。

今回のニコンの素晴らしいズームの画質を見ていると、ガラスモールドの非球面レンズって効くものだなあ・・・と感じる。
それに秘中の秘であるナノクリスタルコートを施すという強力な組み合わせ。
長い時間をかけてニコンが開発してきたであろうオリジナルの技術が、実に有機的に結合している。
会社が波に乗っている時とは、そういうものなのだろう。

やはりレンズの技術あってこそのカメラだろうしね。
レンズを原料から作ることの出来る、数少ないメーカーのひとつであるニコンの、今後の製品に大いに期待している。

ところで週末にまたレンズが1本加わるかもしれない。
またレポートしますので乞う御期待(笑)

D3 + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

コメント ( 14 ) | Trackback ( 0 )