機材


自作固定器具に関しては、どうやら効果がありそうなことがわかったので、まずはめでたしと言ったところ。
このまま完成度を高めていけばいいだろう。
この器具は強く締めすぎるとカメラを破壊しかねないので注意が必要だ。
また使用する際に少々コツがいるようで、カメラの縦横を変える度に「はて・・」と考え込んでしまった(笑)
家で何度か練習する必要がある。

三脚は3型カーボンを持っていったが、性能的にはミニマムな印象だった。
5型も持ってはいるのだが、一人でけっこうな距離を移動することを考えると、これ以上大きいのは躊躇してしまう。
ヘッドも今回は暫定的にボールヘッドのブルジンスキーを付けていったが、レンズの使用法を考えると油圧式のヘッドが欲しいところだ。
一般的な価格で手に入るのはマンフロットあたりだろうが、あれも重そうだなあ・・・(笑)

ちなみにK師匠が、その昔とある厳寒の地に撮影に出向いた時、寒さに油が凍り付いて油圧式ヘッドがまともに動かなくなったことがある。
その場にNHKも撮影に来ていたが、油を使っていないザハトラーのヘッドを使っていた彼らだけが、見事に撮影に成功した。
さすがにプロの機材は違う。
そういう状況下での使用が考慮されているのだ。
残りのアマチュアカメラマンたちは、ヘッドを回すと三脚までいっしょに回ってしまい全滅(笑)
あちこちで悲鳴が上がった。
絶好のチャンスを前に何も撮れなかった・・・という衝撃的な経験である。

師匠はそれ以来油圧式をまったく信用しておらず、結局高価なザハトラーを購入し(アマチュアでそのモデルを買ったのは日本では最初と言われたそうだ・笑)、古い機材を一時的に僕がお借りしている次第である。
僕の場合、軟弱カメラマンなので寒いところに行く気は毛頭ない。
油圧式で十分だろう(笑)

D3 + Ai AF-S Nikkor ED 400mm F2.8D(lF)
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