酔生夢死浪人日記

 日々、思いついたさまざまなことを気ままに綴っていく

大雨被害に思うこと

2006-07-22 10:22:34 | 戯れ言
 ここ数日、干天の慈雨ならぬ仕事の豪雨に見舞われた。

 一段落し、3日分のニュースを早送りで見る。「天皇と靖国」……、そのうちブログに書こう。「イスラエルの空爆激化」……前稿で記した。「パロマ事故」……、誰が隠していたのだろう。「福田氏が総裁選不出馬」……、代わりに加藤紘一氏が出ればいいのに。「秋田の鬼母」……、この国では父性と母性が死語になる日も近い。「日本サッカーの日本化」……、オシムの名言がいきなり出た。

 最大のニュースは大雨による被害だ。避難所で怯える被災者、その様子をテレビで眺める都会生活者……。大雨は天災ではなく人災という。都会暮らしで環境に無頓着な俺など、<地球温暖化>の主犯格だ。理不尽で罪深い構造に、俺もまた組み込まれている。

 長野の被害は甚大だった。財政再建に尽力する田中知事が<バラまき派>に追い詰められることは間違いない。小泉政権下で<公共事業=悪>が定着したが、大金投下は必ずしも地域活性化に繋がらない。山古志村で住民が半世紀前に掘った旧トンネルは、新潟県中越地震でも無事だった。一方で、田中元首相の号令下、ゼネコンを動員して造られた新トンネルはもろくも崩壊している(別稿=05年1月13日)。

 地方の疲弊ばかり強調されるが、年金破綻や福祉切り捨てで、都市の未来も暗い。そういや「日本の貧困率は先進国2位」なんてニュースもあった。俺も十分貢献している。朽ち果てる場所は都市スラムの片隅になるだろう。

 時間が割けず、書き殴ってしまった。当分「雑感ブログ」が続くかもしれない。俺はもともと怠け者で、「晩年モード」までプログラミングしている。暇大好きのキリギリスだが、冬が来るのを多少なりとも先延ばしせねばならぬ。繁忙期が過ぎるまで、無様なアリでいることにしよう。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする