<3261> 余聞 余話 「歩く」
何処までも道は続くに行き悩むほどの人生歩みつつあり
山登りをすることが極めて稀になり、カメラを携えて近場を歩いているが、最近は一日五千歩以上を目標に歩くようにしている。山歩きのときは歩数など全く気にしなかったが、代わりに一日のスケジュールに合わせるよう所要時間に気を遣って歩いた。往復五千歩はそれほどの距離ではない。コースを変えて歩かないと、出会う風景も慣れて見飽きてしまい、カメラ携帯の値打ちもなくなるので、自宅から四方八方に向けて歩くようにしている。時には自転車や車で出かけ、歩くこともある。
風景、草木、野鳥といった自然に関わるものに関心があるので、携行するカメラはそういう被写体の都合に合わせ、持ち歩き、よほどのことがない限り、カメラを人様に向けることはない。人様の写真は撮影しても使用するにはばかられるからである。野鳥を撮りたいときは望遠レンズを持参する。少々重いが運動に役立つと思って携行する。
一番の関心事は何といってもライフワークにして来た野生の花であるが、最近歩いている近場の平地部では外来種が圧倒的で、考えさせられるところがある。外来種の多いことは人間社会におけるグローバル化の影響が考えられ、文化の流れに共通するところがうかがえる。これは日本が極東の小さな島国であることと関連していると思われるところで、文化の交流と軌を一にしているところがうかがえる。
このように歩きながらいろいろと気づいたことに思いを巡らせるわけであるが、これは結構楽しいもので、飽きない。山路を登りながら考えた夏目漱石を時には思い出したりしながら、このブログのネタなども掘り起こしている次第である。もちろん、歩くことは健康にも繋がる。 写真は今日の成果であるスマホが記録した14248歩の歩数(左)、今日の歩きで見かけたカワセミ(右)。