大和だより ~写詩 写歌 写俳~ 小筥集

日ごろ撮影した写真に詩、短歌、俳句とともに短いコメント(短文)を添えてお送りする「大和だより」の小筥集です。

大和だより ~写詩 写歌 写俳~ 小筥集

2015年08月01日 | 写詩・写歌・写俳

<1338> 赤い満月

       耐へ難き 暑さが続く ゆゑなるか 訴へかける 赤き満月

                                                

 七月最後の昨夜は月に二度目の満月だった。その満月が妙に赤っぽく見えた。月の出から二時間ほど経過しているにもかかわらずなかなか赤味が取れなかった。高温多湿による大気の濁りが原因ではないか。今日も同じく高温多湿の状態は続き、熱中症もますます増えている。果たしてこの高温多湿はいつまで続くのだろうか。

 今日は大台ヶ原に出かけたが、フライパンのような海抜一五〇メートルほどの奈良盆地の底は大台ヶ原とは標高差が一四〇〇から一五〇〇メートルほどあるので、当然のこと、気温差もかなりあるが、大台ヶ原も風の通らないところでは大変暑かった。なので、盆地の底はもっと酷かったはずであると思いながら帰って来たことではあった。 写真は赤っぽい満月(七月三十一日午後七時三十分ごろ撮影)。