Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

感性

2011年05月30日 | Weblog
現代社会では、
静かな時間が失われ、
喧噪の中での日々を
私たちは過ごさなければなりません。

しかし、時には、
静けさの中で思索を深めていかなければ、
人間として深まっていかないように思います。

また、人工的な喧噪のない、
自然の中にどっぷりとつかることも大切だと思います。

人間も自然の一部だからです。

今年、萩往還を歩いていて、雷雨に遭いました。
塾生たちの安全を最優先にしながら、
決して諦めず、歩き抜くことを実現するために、
どう判断していくかがとても大切でした。

その時のことを振り返って思うのは、
肌で感じる経験の大切さということです。

雨には打たれてみなければ、
雨の冷たさ、雨の優しさはわかりません。

照りつける太陽の暑さや厳しさは、
太陽の照りつける中を
歩き続けてみなければわかりません。

雷が止んでくれるかどうかも、
雨脚や、空や、雲の流れと
会話しながら感じ取るしかありません。

自然は人間の予測できるようなものではないと思います。
感じ取り、そして、畏れ敬い、
その懐に抱かれるしかない。

そして、理屈を越えて、
五感と第六感で感覚的に判断するしかない。

そうした経験の積み重ねが、
実は、日々の喧噪の中を生き抜いていく上での、
大きな力となっていくような気がしています。

コメント
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