Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

教師に必要な感覚

2011年05月22日 | Weblog
教師に必要な感覚として、
「同じ事に対して、常に新鮮に向き合える感性を持つ」
ということがあげられると思います。

例えば、教師という仕事は、
同じ教材を使って、
何度も同じ内容の授業することがあります。

また、同じ話を何度も繰り返し、
繰り返し、話すことがあります。

この時に、いかに新鮮な気持ちで、
その話の中身と向き合い、
それを語ることができるのかが
問われているのだと思います。

おそらく授業が面白くない先生というのは、
この感覚が弱いために、
マンネリに陥るのだと思います。
そして、改善の歩みが、
常にそこで止まってしまうのだと思います。

それは同時に、
自分自身が、同じ話を何度聞いても、
新鮮な発見をし続けられる感性を持っている人がどうか
という問題でもあると思います。

一度聴いたことのある話に接したとき、
「あぁ、もうそれは知ってるからいいや」と、
耳をふさぐ方向で意識が働く感性の持ち主ではだめなのです。

同じ話を何度聞いても、
その都度、新たな発見があると、
心を躍らせ、
常に真摯に話しに耳を傾けることのできる
感性の持ち主でなければならないのだと思います。

きっと頭の良い人ほど、
その「事柄」を分析し、理解することは、
簡単にできるのだと思います。

しかし、その理解の先に、
まだまだ奥深い世界が横たわっていることに
気づくことができるのは、

愚鈍なまでに、一つ事に向き合う姿勢と
そのことに価値があると感じる
感性をもった人なのだろうと思います。
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