つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

養老町の千歳楼

2022-03-06 | 岐阜県

 千歳楼は、養老町にある老舗旅館。明治時代に創建され、伊藤博文も宿泊したといわれるこの旅館のことは、これまで知りませんでした。国指定の有形文化財。昨日は一陽会の久保田氏の作品がその旅館の二階で展示されているので、ご夫婦で案内していただきました。萬松館に匹敵するこの由緒ある旅館を知り養老町の歴史を感じました。明治時代の様式をそのまま伝えていて、窓ガラスも欄間も天井も歴史がつまっています。

 玄関からの階段も見事。広い幅で高さもあるので登るときは要注意。古い階段にも作品が飾ってありました。明治時代の扁額の書体も貫禄十分です。

 養老町は養老の滝の孝子伝説で知られ、1300年の歴史があります。奈良時代、滝の名前から養老という年号が決められました。先年その1300年目にあたり、記念の行事があり、養老孟司先生の講演会もありました。

 千歳楼は、町の奥まった山林の中にあります。多分伊藤博文は、大垣駅から人力車でここに来たのでしょう。養老の滝も見学してから・・・大垣と隣り合っているので、合併しますと、名前が消えます。合併していなくて名前も存続し、よかったです。久保田氏はこの町の教育長もされていました。ご夫婦とは60年のお付き合い。絵もまだ指導されていますので、会場では先生と呼ばれておられました。ご夫婦でご案内頂きありがたいことでした。

 

 

篆書の扁額

久保田氏の展示コーナー

ひょうたんをくりぬいた照明も作品

 


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6 コメント

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千歳楼 (oko)
2022-03-06 23:59:06
由緒あります素敵な老舗旅館に心が和みます。
「旅館の二階で展示されている・・・」↑
に会場も素敵に魅了されました。

素敵なご案内をありがとうございました。
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okoさま (matsubara)
2022-03-07 08:09:31
読み方を書きませんでした。
これで「せんざいろう」と読みます。
二階は宴会場らしくとても広いです。
桜のころはとてもよいらしいですので
また行きたいです。
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Unknown (tona)
2022-03-08 14:50:05
養老は中山道を歩いていた時に関ヶ原の南の方にあることを知りました。
昔から有名な養老の滝、以前から一度見たいなあと思っていましたが、果たせず、千葉県の養老渓谷などに行っていました。
色々な点で国指定の有形文化財らしく凝っていますね。
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Unknown (Saas-Feeの風)
2022-03-08 21:33:51
もう何年も養老の滝に行ってないのですよ。
10数年にもなりますでしょうか。
瓢箪をふたつ、買ったことがありました。
現在はそのうちのひとつだけが残っています。

養老町のことをたびたびローカルニュースで見るのですが
ほとんど土地勘がありません。
千歳楼のことも初めて知りました。
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tonaさま (matsubara)
2022-03-09 07:58:30
養老の滝は奥まったところで交通不便ですので
岐阜の人も簡単には行けないです。
最寄りの駅からかなり歩く必要があります。
小学生の遠足コースでした。
千葉の養老渓谷のことは、千葉のブロ友から
聞いていました。
この文化財の旅館は桜がきれいらしいですので
又行きたいです。
返信する
Saas-Feeの風さま (matsubara)
2022-03-09 08:03:55
そういえば風様のブログではまだ拝見して
いませんね。もう一度是非・・・

この老舗旅館のことは私も知りませず恥ずかしいです。
風様も一度来ていただき記事にして頂きたいです。
ネットで予約できると思います。
風格があります。
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