つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

公民館短歌会 (199)

2024-08-17 | 短歌
 先月の公民館短歌会はコロナに感染していたため、休みしましたので、いつも8月は夏休みですが、昨日は開催しました。猛烈な暑さの中でしたが、和気あいあいと集まって下さり嬉しかったです。歌の添削に入る前に予定に従い、佐藤直子さんの歌集「大和幻想」の中で共感した作品を取り上げ、学びました。家庭菜園をされている人が多くて、次の作品を挙げておられました。

引き出しにしまひしままの花の種蒔くを忘れしことも忘れて
五分ほど草引く筈がたちまちに私を夢中にさせる二時間
生きゆくは楽しとばかり宙返りみみずは何度も腹光らせて
音きしむ箪笥に遺る銘仙の母の丹前縁にひろげぬ
「君は花にやさしい」のひと言に朝のトースト焦がしてしまふ

 3/4にも同じ歌集について書いていますが、私が挙げた作品と皆さんのものとは全く違いました。それでもう一度歌会のテーマとしました。著者の佐藤さんは会員全員に歌集を贈呈下さったからです。

今月の作品
名の通り黒く色づくブラックベリー雨が上がれば収穫をせむ  Hさん

写真は昨日まで盆帰省していた長男との夕食




コメント (2)
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