文字通り光秀の子孫の細川珠生さんの著書、「私の先祖 明智光秀」を買い求めたのは、NHK「麒麟が来る」が始まる少し前。何かと忙しく今頃読み終えました。筆者のお父上は、政治評論家の故細川隆一郎氏。聖心女子大を出て、米国の大学に留学。ジャーナリスト。日本舞踊の師範。あの細川ガラシャにちなんで、洗礼名は彼女もガラシャ。キリスト教カトリック信者なのです。
彼女は、細川ガラシャ、忠興夫妻の末裔。細川ガラシャは知られているように光秀の娘。明智家は名前を替えたりして今は子孫はないようですが、細川家は今に脈々と明智家を継いでいます。
細川家では、代々明智光秀は、正義感あふれる人と伝えられてきたそうです。歴史のストーリーでは、三日天下、反逆者として悪役として描かれますが、現代に生きる者としては、必ずしも光秀を全面否定するものではありません。
本能寺の変は、動機としていくつか説に整理されます。1 怨恨説 2 野心説 3 不安説 4 黒幕説など。著者は1と考えます。光秀の主君とはいえ、信長に対して恨みを抱いてもおかしくないエピソードがたくさんあるから。実母も殺されているし・・・
機関誌ハーストーリーの対談では細川さんは毎月登場されます。最下段2枚の写真は、昨日京都の妹から送られた母へのお供え。北山のお菓子。
母の法事のお供え