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豊田市図書館の25冊

143.7『老いのこころ』加齢と成熟の発達心理学
336.3『リーダーのコミュニケーションの教科書』相手が〝期待以上〟に動いてくれる!
304『街場の共同体論』
210.76『社会を結びなおす』教育・仕事・家族の連携へ 「戦後日本循環モデル」はいかに成立・普及し、破綻したか?
326.81『(超訳)特定秘密保護法』これでわかった!
493.75『MCIを知れば認知症にならない!』認知症予備軍
493.73『働き盛りを襲う脳梗塞』ここまで防げる、ここまで治る
232『はじめて読む人のローマ史1200年』
332.1『「桶狭間」は経済戦争だった』戦国史の謎は「経済」で解ける
943.7『マルテの手記』リルケ
336.3『女性のためのリーダーシップ術』経営者新書
135.5『ポジシオン』ジャック・デリダ
391.3『史上最大の決断』
133.2『ホッブズ 人間論』近代社会思想コレクション
141.72『やる気が出なくて仕事が嫌になったとき読む本』
234『ドイツ史研究入門』
227.9『古代ユダヤ戦争史』聖地における戦争の地政学的研究
007.35『プログラムは技術だけでは動かない』プログラミングで食べていくために知っておくべきこと
953.7『われ反抗す、ゆえにわれら在り』カミュ『ペスト』を読む 不条理の時代を人間としてどう生きるか
404『科学のこれまで、科学のこれから』科学が、おかしくなっている。どうしてなのか。どうすればいいのか。
209『教養としての興亡の世界史』別冊宝島 なぜ国は生まれ、滅びるのか グローバル時代を生き抜くための必読書 図解でよくわかる!
302.27『イスラム世界の挫折と再生』「アラブの春」後を読み解く
336.3『あなたは最初の100日間に何をすべきか』成功するリーダー、マネジャーの鉄則
498.8『職場うつからあなたを守る本』産業医がすすめる「習慣を見直すストレスコントロール」
304『命が踏みにじられる国で、声を上げ続けるということ』
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コラボレーション文化

未唯へ

 何となく、分かってみたいで、うれしいです。だから、握手しませんか、Iさん

 Iさんの良さは、最初の時間、空間が好きです。

 歴史から学ぶものを多い。

ブジャデ

 ジャンヌの逆がヌジャン。同じようなことを以前、考えていた。デジャブの逆がブジャデです。既視感、初めてなのに、見たことがあるという感覚がデジャブ。その逆が、いつもの場所なのに、新しさを感じるのがブジャデです。

 宇宙を感じられたのは、お茶からです。宇宙の真ん中にポツンと座っている自分。それを感じた時に、守られているけど、誰もいない。私だけの宇宙。

未唯宇宙構築体制

 土曜日の午前中はスタバにパソコンを持ち込みましょう。

 未唯宇宙をザナドゥ空間にします。その中に、漂う未唯空間。

Nさんの役割

 Nさんのつなぎ役を活用しましょう。Kたちが本当の意味で動きやすくする。

 早速、「パートナーに怒られるかもしれないけど・・・」というメールが入った。Gのだらしなさとパートナーが進めようとしている姿が描かれていた。

 ハイアラーキーの構成が知識を含めて、性格の大小が従うことはありえない。新しい組織を志向します。

 Nちゃんのバランス感覚の方が、Gよりも勝っている。マネジメントの基礎です。

カーシェアリングを進めるには

 カーシェアリングを進めるには、車を所有することに、時間単位でどれだけ掛かっているかをオープンにします。車を持たないことの自由さが共有のメリットです。自由の解釈を進化させます。タイムズのように、企業論理では広汎な論理にならない。

コラボレーション文化

 コラボレーション、出身母体にこだわらず、新提案をいつでも受け入れるという姿勢が必要だ。縄張りを守り、統制を利かせようとする気持ちを抑え、組織の中にアイデアや情報を自由にやりとりできるような活気ある実力社会を創りあげる。

 従来の階層的組織をあきらめ、組織内の人間が所属部署の違いを乗り越えて率直に話せるよう仕向けなければならない。

 販売店の店舗コミュニティにコラボの文化をどう作るのかが、最後のテーマになりそうです。

 とりわけCEOをはじめとするリーダーは、組織を引っ張っていく過程で、こうした文化の重要性をことあるごとに強調すべきだ。

 熱心な社員がいるようであれば、彼らを援助してパイロット・プロジェクトを始めればよい。それによってコラボレーションならびにコラボレーション・ツールの価値を組織に認めさせる。

 最終的に企業文化を明確に具体的な言葉で言い表すことができるのは販売店社長だけである。だから、彼らが文化を変える。

 階層的構造を持つ企業で、人々が外部と接触するのを恐れている。周到な根回しが必要であった問題が、横のつながりをベースに抵抗なく速やかに解決されるようになると、階層的組織は強化され、マネジメントや業務開発により多くの時間を割けるようになる。これがコラボレーションの効果である。

 コラボレーションを企業に根付かせる際重要なのは、ツールやコストではなく、集団、社会学、文化的変化にある。目的にかなうコラボレーション、目的達成の手段としてのコラボレーションが必要だ。

 コラボレーションの文化を組織の文化に融合させる。そうすればどちらの文化も成長し、変化することができる。

 ネット世代をゲーム化からコミュニティ化することで、コラボレーションで彼らの実行力をどう使っていくのかという分化と統合の世界。地球的課題的は、彼らが世界市民であることの意味を考え直す機会を与える。国民国家とか異文化交流の意味を見つめ直すきっかけとなる。新興経済国が公平な立場で世界経済の一員となる中、若者たちは新しい視点を身につける。
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クライシスは進化を及ぼす

クライシスは進化を及ぼす

 赤軍粛清にしても、ロシア軍部がそのままで、フィンランド戦の反省がなければ、ナチに壊滅されていたでしょう。スターリンの力が生きなかった。ジューコフも上層部がなくなることで浮かんできた。赤軍粛清があったから、軍部の戦争ではなく、ロシア国民の戦争になった。軍部が近代化された。

心の反射

 なぜ、人が意地悪していると感じるのか。そういった感覚は反射です。自分がそう感じているから、そう思える。

 パートナーの場合は人から攻撃されていると思うのはなぜか。自分が攻撃しているから。彼らは考えているだけです。攻撃していない。だけど、自分に照らし合わせると、攻撃になってしまう。人はさほど、他者のことは考えていない。

 他の人は自分を守るために攻撃します。狭い世界を守るために。そんなものは狭い世界に留めておけばいい。知ったことではない。何しろ、他者の世界と自分の世界は違う。私は私の世界。実際問題、見えているモノが違うんです。

Iさんは接客のプロ?

 スレーブに描くときに、「only」という言葉が出てくる思考パターン。もしかすると接客業のマニュアルを書けるのではないか。

強みと弱み

 上司に強み・弱みを書かせるのはなぜか? 批評家ではないから、強みを生かして、弱みをカバーするのに、上司は何をしたのかを考えさせるためです。それで初めて、部下が納得するのです。その余裕を与えないをいけない。

 本当に面倒くさい職場環境。何かがあると私の方に回ってきます。私は何とも感じていない。

最終戦争

 それよりも、来週から始める最終戦争。そちらの方が気になります。ICレコーダーをもっと使います。

パートナーのオーラル

 今回のところで一番は、品質問題に対して、何が言いたいのか。感動が伝わるように、オーラルを通して、10分間×6回できます。自分で聞くことを入れると、3回です。

 自分の意見を言うこと・聞くこと、それをなるべく多く、連取する。茶道のお手前のように。

ヴァンガード

 リーダーの集まりのコア・グループなしにはコミュニティは決して、始動しない。少人数な主要な参加者が集結する、このグループは、多くの仕事を一手に引き受け、他の参加者に対して、彼らの活動基盤となる、社会資本や技術的なインフラを提供することになる。このような集団をヴァンガードという。

 指定を出すのは、ヴァンガードである。コミュニティの調整と統合の重要性はどれだけ強調してもしすぎることはない。その意味では、分化と統合のコミュニティの統合に当ります。ヴァンガードを構成する人々は、コミュニティの方向付けに関与する。彼らはコミュニティの発展に絶大な影響力を持っている。

コラボレーション文化

 ネットワーク時代に向けて組織を変えたいと思っている人間にとって最も難しいのは、コラボレーションの文化を深め、それを広めることだ。

 その文化は、自分の出身母体にこだわらず、新提案をいつでも受け入れるという姿勢が必要だ。

パートナーのプレゼンが終了

 自分の価値判断であり、ただし、言い訳はいいなと言うだけです。何しろ、パートナーは本番には強い! この10年から感じています。

 パートナー資料作成・表現に関する支援が終わりました。これでまた、ミカロスに戻ることになります。あまりにも極端ですよね。そして、最終戦争へ。

 バスでの帰宅中に、パートナーから電話があった。8時半に電話してもらえることになった。話したいことがかなりあるみたいです。

 8時半から9時20分まで話し込んでいた。否定されていないことは先に進める決意をしたようです。
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所有するムダをオープン

ヌジャン

 「ジャンヌ、戦え! フランスのために。能無しシャルルを超えて」シャルルではなく、ヌジャンにしましょう。これは隠し言葉です。ジャンヌの逆です。

 これで、土曜日から連続5日間の相談です。悩みは深くなる一方です。自分の力で抜け出すしかない。3.5h、3.5h、1h、2hです。計10hです。

ソーシャル・コミュニティング、相乗り

 設置面積からすると、車に4人乗っても、道路を埋め尽くすには、まだまだ足りないです。

 資源を皆で共有する。クルマを共有するのではない。意にかなった移動手段を自分の意思で選べるようにする。同じ目的地へ行く人を見つけることを目的としたウェブサイトがいくつか登場し、問題を解決しようとしている。信頼できる相乗り相手を見出す。

 ソーシャル・コミュニティングという枠を模索する新興企業は現れているけど、企業ではダメです。本来のコミュニティの役割です。収益源です。相乗りすることで、社会的負荷を減らすことを金銭に換算して、行政に要求する。

 情報共有がそれを為しうるモノであり、相手の状況を知ると同時に、自分の状況を教える。より良い相乗り相手を見つけることから、一歩進歩して、クルマとモノを皆で共有する。

所有するムダをオープン

 トロントで車で走るのに、車のローンに290ドル、保険料で170ドル、燃料費で100ドル、駐車場代に85ドル。計645ドル。ジップカーだと、月35ドルの利用プラン、月に6回、平均2時間乗るとして、1時間当たり、およそ13ドル、月額にして、156ドル。

 利用するために、ドルが加算されるので、複数の用事を済ませるようになった。シナリオとしては、ジップスターでもって、コスト的な感覚が強くなり、行くところにより、選ぶことになり、何でもかんでも自動車と言う、いい加減さはなくなる。これがシェアの本来の考え方です。

 ビジネスモデルは余っているモノを見つけて、活用する。所有しているモノ、すでに投資しているモノからより多くを得る。使う分だけ払えば済む社会にしていく。ジップカーが一台増えることに、一人しか使わない車が15台から20台、道路からなくなる。

カーシェアリング専用車

 フォードはジップカーと提携する道を模索始めている。ジップカーに電気自動車を試験的に利用してもらったり、カーシェアリング専用車を設計したりしている。この動き自体は見えていない。

5つのファクターとクルマとの関係

 (オープン)交通システムに関するあらゆる情報をオープンにすれば、クルマへの依存に関わる、本当のコストが明らかになる。

 (コラボレーション)コラボレーションを取り入れれば、人材、アイデア、技術が一つになり、未来につながる技術やサービスの考案・導入が加速される。

 (共有)車そのものを共有すれば、膨大な資産・資源のムダ使いが是正される。

 (倫理)倫理に則って、行動すれば、現在の交通システムを未来の世代につなげるために、必要な投資を行えるようになる。

 (相互依存)相互に依存しているという意識を持つことで、マイカー所有者・企業・社会・国家はそれぞれが孤立した存在でないと認識している。

未来につながる交通システムのキュレーター

 環境や他者が被る負のコストを自分のこととしない限り、未来につながる交通システムは産れない。

 キュレーター、物事がうまく運ぶ環境、その基盤となるプラットフォームを作り、自分以外の人間に自由を与えて、彼らが自分で考えて、行動し、組織全体の、社会全体の利益となるものを創造できるよう、援助する人間。

 協議の場を提供するので、みなさん話し合って下さいといって、コミュニティを作る側に回る。イノベーションのために、オープンなインテリジェントネットワークが構築できれば、周辺のコミュニティの力を結集して、次世代の車両搭載型のサービスとアプリケーションを開発したり、業界共通の問題を解決できる。
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未唯宇宙に向かいます

スリープ・コミュニケーション

 「X-LOVE」のスリーブをカップと一緒に捨ててしまった。朝一番でレスキューしよう。また、新しいものを書いてもらいましょう。

思いをカタチにする

 今、パートナーに伝えたいことは、私が40歳の頃に考えたテーマです。「皆の思いを自分の思いに」「自分の思いを皆の思いに」「「思いをカタチに」これがシステム設計の基礎です。

 これに至ってからは、システム設計は容易でした。技術部の連中はしっかりした思いを持っていた。私の場合は、その後に、「皆」が日本を超えて、人類になってしまったというだけです。だから、まだ、システム設計しています。

システム設計のターゲット

 乱高下が激しいのは、ターゲットが近すぎるから。グループのメンバー相手では感情が主になってしまう。ターゲットを遠くの方にすれば、乱高下が単なる揺れになる。

未唯宇宙に向かいます

 未唯空間から未唯宇宙に向かいます。後ろからやりますので、第10章です。第10章だけで51ページあります。耐えられるか。

 その下には、それの何十倍、何百倍の参考資料があります。テッド・ネルソンではないけど、ザナドゥー空間がデスクリートなカタチで横たわっています。言葉の限界かもしれない。イメージから具体化するには必須です。

 関係ない参考資料を捨てること、参考資料をまとめる、そして、足りない部分を言葉で補います。その意味で、未唯空間から無限次元の未唯宇宙に向かいます。

パートナーの相談

 6時半から7時半まで、昨日に引き続いて、相談です。今度は、C表です。失念していたそうです。Sへの怒りが収まらない。本音ではないけど、慰めていた。それこそ、皆は彼の正体は分かっているのだから、ちゃんと罰してくれますよ。

 「どう、書きましょうか」の相談をすればいいのに。Sの本来の役割は指導です。

 パートナーはこのメーカーの救世主です。ジャンヌ・ダルクです。

 夜の9時半から10時半まで電話での相談。ほとんど、愚痴。それとSに関すること。パートナーがスッキリして、自分のためになることを祈っている。

最後の夏

 もうじき、最後の春が終わります。そして、最後の夏が来ます。ズボンをもう一着買いましょう。
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現代ジャーナリズム事典 公共圏・公共性・公共図書館

『現代ジャーナリズム事典』より

▲公共圏

 (語義)「公共圏(Offentlichkeit)」は、多義的な概念で語義も様々である。しかし、メディアジャーナリズム研究に大きな影響を与えた中核的な思想は、ドイツの社会学者ュルゲン・ハ-バーマスの『公共性の構造転換』(初版1962年)の公共圏概念といえよう。

 (影響)同書によると、17、18世紀の市民革命前夜、市場経済が徐々に発展して社会が国家から独立し、財産と教養を手に入れたブルジョア層が出現した。この新たな社会階層から芸術や文化を語り合う「文芸的公共圏」が生まれた後、都市部においてより自由な政治的言論空間へと発展した。当初は富裕層など参加資格が限定されたサロン的空間であったが、やがて、新聞ジャーナリズムによって公共圏は拡大し、市民革命と民主主義発展の原動力となった。この段階において、市民は公共的利害について議論する主体、つまり「公論の担い手」(=公衆)となった。これが、リベラルな政治的公共圏の誕生である。

 しかし、現代社会では、公共圏は脱政治化し、一部の有名人や企業による操作的パブリシティと広報機能の空間へと「再封建化」されたと、ハ-バーマスは同書で批判した。

 欧州の歴史から抽出されたノヽ-バーマスの規範的公共圏概念に対しては、ブルジョア公共圏だけに注目している、平民的公共圏を無視している、女性を排除している、文化産業を牛耳る人々の操作能力を過大評価している、ュートピアで理想像に過ぎないなど、様々な観点から異論も多い。

 1990年代以降、ハ-バーマスは、公共圏を既存のマスメディアに支配されている空間に限らず、人々の生活世界に根差す積極的コミュニケーション空間として捉え直した。今日、オンライン公共圏の形成などが活発に議論され、「公共圏」がなお注目されている。

▲公共性

 (語義)私的なもの、個人的なものを超える集合的・共同的な性格のことをいう。ただし、その詳細は語られる文脈や観点によって大きく異なる。日本の場合、国家的公共性ないし全体性のために個人の権利が犠牲にされてきた戦前の経験から、戦後は社会全体(への服従)を想起させる「公共性」なる言葉を、消極的・限定的に解する傾向が強かった。

 例えば、日本国憲法13条は人権制約根拠として「公共の福祉」を掲げるが、通説は、これをあくまで人権間の矛盾・衝突の調整原理として捉え、かかる概念の中に人権を超える社会公共的利益を読み込むことを峻拒してきた。ただし、近年は、ノヽ-バーマス流の市民社会(Zivilgesellschaft)論の発展などにより、こうした狭溢な「公共性」概念は克服されつつあり、これをより積極的に、あるいは規範的に捉える見解が有力化している。その中には、「公共性」を、公開の討議と反省を経た公論の維持・形成や、権力を批判すると同時にその正当性の源泉ともなるような豊かなコミュニケーション的空間の構築と関連付けて捉える見解がある。こうした「市民的公共性」論によれば、単なる多数人の利益や選好とは異なる(規範的)「公共性」のために、特定個人の自由や権利が制約されることもある。

 (実例)ジャーナリズムとの関係でも、「公共性」を有する表現が、個人の名誉権やプライバシー権に優位することがある。

 例えば、刑法は、名誉毀損を犯罪としながらも(230条)、①公共の利害に関する事実に係り、かつ、②その目的が専ら公益を図ることにあったと認める場合には、③事実の真否を判断し、そこで真実性の証明があったときは、|これを罰しない]としている(230条の2)。裁判例によれば、①の「公共」的事実とは、上述のような規範的含意から、「多数人の単なる好奇心の対象となる事実」ではなく、「当該事実が多数一般の利害に関係するところから右事実につき関心を寄せることが正当と認められるものを指す」とされる(東京高判平成13年7月5日)。要するに、ここでは、①が、国民間で議論される「べき」問題に関する事実であると考えられている。

 具体的には、(a)公権力への批判を含意する、政府や公職者に関する報道、(b)我々の社会を批判的・反省的に捉える契機となる、犯罪や裁判に関する報道、(c)社会において一定の影響力をもつ者(「公人」とも呼ばれる)の行状等(私生活上の削犬も含む)に関する報道(月刊ペン事件)が、「公共の利害に関する事実」にあたると考えられている。

▲公共図書館

 (語義)広く市民の利用に供されている図書館のこと。日本では、「図書館法」(1950年制定)に規定されている図書館を指す。同法では、「図書、記録その他必要な資料を収集し、整理し、保存して、一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーション等に資することを目的とする施設」(2条)と定義している。2012年度で全国に3234館が設置されている。

 (実例)公共図書館には、公立図書館と私立図書館がある。私立図書館は、日本では少数しか存在せず、そのため、一般的には“公立図書館=公共図書館”と認識されている。

 公立図書館は、地方公共団体が設置する図書館である。都道府県が設置するものと市町村が設置するものとがある。前者は、後者のバックアップ機能(市町村立図書館支援)も果たしている。「図書館法」では、公立図書館について、「入館料その他図書館資料の利用に対するいかなる対価をも徴収してはならない」(17条)と定めている。都道府県と市では、図書館設置率はほぼ100%であるが、町村では50%超にとどまっている(2012年度)。公立図書館未設置の町村では、「社会教育法」(1949年制定)に規定する公民館に図書室を設けて代用しているところが多い。近年、行財政改革の一環として、公立図書館の経営をアウトソーシング(指定管理者やPFIなど)する地方公共団体が増えている。これによりサービスが向上したと評価する意見がある一方、利用者の個人情報の管理や職員の専門性の継承などを不安視する意見も根強い。

 私立図書館を設置できるのは日本赤十字社、一般社団法人、一般財団法人であり、全国に20館が設置されているにすぎない(12年度)。成田山仏教図書館や東京子ども図書館などである。公立図書館と違って、入館料や図書館資料の利用に対する対価を徴収することが認められている。
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仮想通貨革命 起業が容易になれば社会は進歩する

『仮想通貨革命』より 分散市場と自動化企業が作る未来社会

起業が容易になれば社会は進歩する

 社会の進歩は、技術革新や新しいビジネスモデルによってもたらされる。それらの多くは、伝統的な企業の中から生まれるのではなく、新しく興された企業によってもたらされる。だから、起業の可能性が高まることは、社会の進歩にとって本質的に重要な意味を持つ。

 ビットコインとその拡張技術は、さまざまな意味において、起業の可能性を増大させる。とりわけ、4で述べた分散市場とDAC(自動化された企業)が持つ潜在的可能性は、きわめて大きい。

 これらの大部分がまだ構想段階であり、現実に存在していないのは事実である。だから、「そんなことが実現できればすごいが、実現できないだろう」と考える人が多いかもしれない。

 しかし、いま状況は急速に展開している。数カ月経つただけで、事態はかなり変わってしまっている。以下では、最近の動向を紹介することとしよう。

 それに先立って、まず、現在すでに存在している仕組みを見ておこう。第一は、起業のための資金調達、第二は予測市場である。

注目を集めるキックスターター

 新事業の資金調達手段としては、現在、つぎのようなものがある。

 第一は、IPO(新規株式公開)である。ただし、これにはコストがかかる。IPOの手数料率は、通常は資金調達額の三~七%と言われる。フェイスブックの場合は一%程度に抑えたと言われるが、資金調達額が一六〇億ドルと大きかったため、手数料総額は一億〇七六〇万ドル程度になったと言われる。ツイッターは、IPOに6000万ドルの手数料を支払ったとされる。これらは特別な例としても、IPOには巨額の費用が必要だ。

 監督官庁による審査を通る必要もある。そのために膨大な資料を準備しなければならず、さまざまな点で監督官庁の指導に従わなければならない。

 また、そもそもIPOは、非上場企業の事業が軌道に乗り、安定的な収益を上げられる見通しが立った後に行なうものである。ネットスケープは事業の目処がつかないうちにIPOを行なったが、これはまったくの例外だ。事業のアイディアだけでIPOすることは、普通はできない。

 そこで、IPOが可能になる前の段階にある事業の資金調達が必要になる。IT革命で大きな役割を果たしたのは、ベンチャーキャピタルだ。アップル、ヤフーなど多くのベンチャー企業が、これによって事業をスタートさせた。シリコンバレーのIT企業にとって、ペンチャーキャピタルは本質的な役割を果たした(『アメリカ型成功者の物語』を参照)。

 比較的最近行なわれるようになったものとして、クラウドファンディング(crowdfunding)がある。これは、インターネット上でアイディアを公開し、それに賛同する不特定多数の人々から比較的少額の資金を募る仕組みだ。中でも、二〇〇九年に設立された「キックスターター」(Kickstarter)が注目されている。

 これは、クリエイティブなプロジェクトのためのクラウドファンディングだ。対象とするのは、新商品の開発、映画、音楽、演劇など。「インディゴーゴー」(indiegogo)も同様のサービスを提供している。商品化プロジェクトに資金を提供した者は、商品化後に一般販売価格よりも低価格で入手できる。ただし、プロジェクトの所有権を主張することはできないし、コントロールもできない。

 これまで個人のアイディアの商品化は難しかった。この仕組みを使うことで、大組織に属していなくとも、アイディアを実現することができるようになったと言われる。
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パートナーとの会話

未唯へ

 今週の始まりは水曜日です。Iさんが居ないと、始まった気がしない。

パートナーとの会話

 「今日、話した件で、Oさんに相談しました。確定した、要件の話題になり、自分は聞いていない発言がまた出ました。自分が腹落ちするために、何のために実施するのかを明確にしてから仕事は進めるようにと小言を散々言われました。私は担当していない案件です。言い訳になりますが、気にしすぎだと思います」

 「オーラルの確認をしていた時に、要件検討で、全体を見ながら、進めていくことが重要だと感じました。開発品質を上げるのは、現場でツールを有効に活用し、お客様に最大限のサービスをして、お客様満足に繋げるためであり、現システムが現場ニーズにあっているのか、現状評価を実施したい。さらに、現システムの構造上の問題を整理し、より使いやすい仕組み提案ができるようにしていきたい。担当者にそのスタンスがない。心のリニューアルが必要です。」

 「私はシステム開発には向いていません。Oさんに言わせれば、現場を知らない、このような改修が必要なのか掘り下げていない。だから、なぜなぜが足りない、担当者へのヒアリングが不足している。」

 「関係ない人が何を考えているのかを考えるのは避けた方がいい。他者が何を考えているかを分かることはありえない。これは現代の哲学の基本です。何しろ、同じものを見ていることも保証されていないのだから。哲学の基本は自分の存在から考えよ!ということです。」

 「以下の見方は間違っている。・現場を知らない⇒今のJの中で、唯一、現場発想している。・このような改修が必要なのか掘り下げていない⇒毎回、なぜなぜをしているのは確かです。安易に答を出さないことがその現れです。」

 「彼らは自分に自信がないからです。そんなものはどうでも良い。それよりも、何が悪いのかをトコトン、追い詰めてください。絶対に、あなたのことを正当に見ている人はいます。」

 「辻褄合わせの「システム開発」ではなく、まともな「システム設計」に行くべきだと言ったはずです。ローカルで行っていることをグローバルで考えられ、グローバルで行っていることをローカルで考えられる人材です。」

 「パートナーを鍛えるために、彼らは存在していると思えば、それなりに興味が出ます。なぜ、彼らはそう考えるのか、それでも組織がもっているのは、何故なのか。販売店へ果たすミッション、お客様にどのように向かうのかと掛け合わせれば、自分のやることが出てきます。」
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パートナーからの刺激を受けて

スタバでオーラルの相談

 最後の相談?が終わりました。あまり、ピンとこない。しかし、拘りのすごさ。それをもっと、前面に出せばいい。当然、嫌われるけど。

パートナーからの刺激を受けて

 最後のところに行きましょう。そのための準備をします。準備だけでなく、開始します。完全に、家も含んだ形で、作り出します。

 今回のケースを真似て、土日はスタバでの入力にしましょう。もっと、的確に対応できるようにします。

 ICレコーダーからの入力がベースになるかもしれないけど。それも一つの方法です。それと、岡崎は二週間に一度にしましょう。偶々、続いたから、これを継続します。最終的には、クルマでの移動が出来なくなるので、行かなくても済むようにします。

メーカーの責任

 売れればいいのか、儲かればいいのか。インフラのタダ乗りではダメです。
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遺跡利用と観光開発 チチェン・イツァを中心に

『メソアメリカを知るための58章』より

メソアメリカ地域を構成するメキシコおよび中米諸国にとり観光は製造業と並んで国家を支える重要な産業であり、それぞれの国が時に連携しながら観光産業を盛り上げようと努力し、開発が行われている。この地域には美しい海と砂浜、あるいは多様な生物を育む熱帯雨林といった豊かな自然のほかに、植民地期から現代にかけての歴史的な場所、あるいは建築、そしてそこに生きる人々の生活・文化など多様な観光資源があるものの、やはりこの地域を特徴づけるのは先スペイン期の遺跡と言えるだろう。

この魅力的な資源である古代遺跡を観光利用する形の開発が目的とするべきは、単に観光客が落としてゆく金で地域経済が潤うというだけのことではない。そこでは遺跡の発掘、修復、保存に関する専門家が育成されることで雇用が確保されたり、遺跡が学校教育や社会教育の場で活用されたりするなど、地域を様々なレベルで活性化させることが期待される。そして、人々が遺跡というよりどころを得ることによって地域のアイデンティティが強化され、その遺跡だけではなく周囲の自然環境や景観なども地域のかけがえのない財産として大事にしてゆこうという機運が生まれるといったことが期待される地域振興策となってゆくべきなのだ。

しかし、地域振興を観光に頼ろうとすればするほど、経済的な側面が強化されていってしまうことは想像に難くない。この地域でも古代遺跡は、まず観光客を集めて満足させ、お金を落としていってもらうことを第一に、様々な魅力的な意味づけがなされて、「遺跡公園」として地域における観光のメニューに並んでいる。そして、しばしば地域の社会、人々の生活はどんどん置き去りにされてゆくという現実がある。マスツーリズムが引き起こす弊害である。

この遺跡への意味づけは比較的自由に行われるものだ。古代の様子を実際に見たわけではない現代人がするのだから当然である。巨大石造建築に関連した語りの中で、地元の人々の先祖というのはよくあるとしても、しばしば神話に出てくる巨人や怪物、はては宇宙人がその建設者として取りざたされることは読者もよくご存じだろう。一方で、この意味づけを科学的な手続きを踏んで「正しく」やろうとするのが考古学である。だから「一般的には」私たちは考古学者による説明を正しいこととして考える。しかし、それでも遺跡公園においては、考古学者が解明し、説明してきたものとは若干異なる語りが、観光という現実の中で日々生み出されているのはおもしろい。

メキシコのユカタン州にチチェンーイツァというマヤ遺跡公園がある。現在までに積み上げられてきた国際的な知名度とそのイメージから、この遺跡は「マヤ文明」に関する一般の興味や関心の中で、常にその中心的な存在であり続けてきた。現在の遺跡公園の形は20世紀前半にアメリカのカーネギー研究所によって行われた調査・修復によってほぼ決まったと言っていい。そして、1988年にはユネスコの世界遺産に登録されている。

現在、チチェン・イツァ遺跡公園を訪れようとするなら、世界的なリソート地として有名なカンクンから高速道路を使って車で2時間あまりの道のりで簡単に来ることができる。巨大な観光拠点から日帰りツアーの範囲内なのだ。実際、旅行代理店などでよく目にする日本からのカンクンに行くツアーやカリブ海クルーズのパンフレットや広告の中でも、必ずといっていいほどチチェン・イツァ遺跡公園へのオプショナルツアーが写真入りで紹介されていて、とても人気のあるツアーであることは間違いない。

チチェン・イツァという遺跡は非常に広大な都市遺跡であるが、遺跡公園として観光客に公開されているのはごく限られた中心部のみにすぎない。そこには、その四辺の階段各91段と最上部の1段の合計が365段、すなわち1年の日数と同じ段数になるということ、および毎年春分と秋分にピラミッド自身の影が階段部分にククルカン(羽毛の生えたヘビ)の像を描き出すということが知られているエル・カスティージョがまず観光客の目を引き、天文台であったとされるカラコルとともに、我々現代人が想像するよりもはるかに高度な天文学的知識を持っていたマヤ文明のイメージをアピールしている。この他にも、神からの神託を得るために若い女性や子どもが生きたまま投げ込まれたといわれるセノーテーサグラード、生贅から取り出した心臓を置いたチャクモールという石像、あるいは建築様式の類似性から中央高原で語り継がれた伝承と結びつけて語られる戦上の神殿もある。さらにメソアメリカ最大の規模を誇る大球戯場のレリーフ彫刻に描かれている球戯の場面は、勝った方のチームのキャプテンが首をはねられるという西欧的な考え方からは奇異に感じうるガイドの説明が観光客の興味をそそる。見所が多いのだ。しかし一方で、観光客がわざわざ足を運ばなかったり、素通りしてしまったりする建造物も少なくない。

これらを見る観光客の多くは、そうした情報をチチェンーイツァに来る前から、様々なメディアを通して学習しており、彼らは遺跡公園に来ることで、実物を目の当たりにし、ガイドの説明によって自らの知識を確認、補足することで、満足して帰って行くことになる。そして、この観光用に「囲い込み」された遺跡中心部の側も、観光客が遺跡について事前に獲得し、また期待して持ち込んでくるイメージに対応して、彼らが遺跡に求める要素を強調、あるいは追加して提示することで遺跡公園を形作っている。その際、そこではマヤとは別の文化要素まで利用されることすらある。選ばれた建造物、遺構が、驚異と奇異に満ちた物語性をまとい、我々の神秘的な古代文明への関心を刺激しようとする遺跡公園のあり方は、観光客に見せるもの、そしてその見せ方の意図的な操作の上に成り立っているということだ。

メソアメリカに属する各国では、巨大観光開発は一般に国家プロジェクトで進められるが、その推進は国家や地方の行政機関と観光に関わる諸々の企業が車の両輪となる。そうしてできた観光圏の中では、遺跡公園もその他の様々な観光資源と観光客を奪い合わなければならない。

外部の人間に特定の先住民文化について語る権利かあるかといった議論も行われるようになった昨今ではあるが、現実は大きな観光開発のパワーには地元社会の思惑はひとたまりもなく吹き飛ばされてしまい、外部からのゲストの意向にあわせたイメージの操作が行われてしまう。それでも遺跡は、それが土地に根付いたものであるからこそ地元社会が関与しうる余地はまだ残されているはずだ。今後の観光開発を持続可能なものとしてゆくためには、この地元社会の自律的な関与がカギになってくるだろう。
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