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ドイツの高校歴史教科書には国家の強奪が書かれている

未唯へ。4時半に起きて、パン一枚の朝食です。いちじくジャムが届くのを待っています。妹が今日から姪と一緒にギリシャの実家に行きました。実家は、いちじくが一杯採れるそうなので、いちじくジャムを期待しています。

今日から、販売店への電話ヒアリングを再開しました。10年前からの知り合いの秋田の販売店のHAS課長とやっとつながりました。彼は、独自のシステムを作り上げています。こういう人から、意見を聴きだすのは割と得意です。

独自の道を進めている人は、どこかで、「これでいいのか」「ほめてもらいたい」と思っています。聞いている内に、どんどん核心に入り込んでいきます。通常は、それで終わるのですが、今回はVote(投票システム)の構想をぶつけてみました。

彼は、この構想に反発する力が強かった。「店舗の人の知恵は期待していない」「本部からの指示で動けばいい」という思いが伝わってきました。現在の販売店システム担当者の本音でしょう。サファイアでいう、「作る」「売る」でしか考えられない。

やはり、システム担当者を飛び越えた力を使わないと、変革は起こりませんね。「マーケティング」の「使う」「聞く」のシナリオを現実のものにしましょう。

私がスタッフのナレッジ化を狙うのは、私がシステム担当ではなく、トポロジストだからです。構造自体を変えていこうとしています。


「未唯への手紙」歴史編の最初の課題は「ナチが成立した理由」です。その材料に最適な資料が見つかりました。『ドイツの歴史【現代史】ドイツ高校歴史教科書』234イエです。その第3章は「ヨーロッパにおける国家社会主義の独裁政治」です。詳細に客観的に、「一体全体、どのようにして可能であったのだろうか」を書いています。日本とは大違いです。

その中で、気になったのは「国家」意識です。「国家」という言葉が多く使われています。「国家」をナチに、合法的に略奪された。「国家」社会主義者たちは、全国家権力を掌握した後、州の政治警察を親衛隊国家に直属させた。現存法を廃棄することなく、規範国家と措置国家として、効率的に統制した。

法治国家は空洞化し、<国家の敵>への迫害として、保護拘禁を行った。そして、<強制労働><強制収容所>へとつながった。

最後に、失敗に終わった「国家社会主義への抵抗」が書かれている。
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