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アメリカは「真珠湾攻撃」「カトリーヌ」を政治的に使った 

未唯へ。総選挙の結果が出ましたね。選挙速報を見るのは昔から大好きでした。総選挙の次の日はよく休みにして、速報を見ていました。

最近は、8時段階で結果が決まり、夜中に100%開票になってしまいます。楽しみがなくなりました。

その代わりに、総選挙の結果で、社会がどう変わるかを見ています。

「めざまし」テレビで、アメリカ国民の反応をレポートしていました。オバマの<変革>への疲れのようなものを感じました。オバマ大統領就任から、8ヶ月を経たが、新しい流れが見えてきません。支持率は急激に落ちてきています。

オバマ人気の低落の最大の原因は、医療保険改革への国民からの反発だそうです。以下は

「国民皆保険というのは、ビル・クリントン政権が発足当時の1993年、大統領夫人だったヒラリー・クリントン女史が必死になって、推進しようとした政治目標だった」「日本での常識からすれば、ごく自然な動きとみえるだろうが、米国では政府が国民の医療や健康保持に巨額の公的資金を投入して、全面介入することには伝統的に根強い抵抗がある」

「4千万人以上の国民が医療保険のない米国で国民の多数派が皆保険に難色を示すのは、米国社会での「政府への依存」や「政府による管理」に対する国民の伝統的な反発のせいです」

「オバマ政権がすでにGMやAIGという大企業を事実上の国営にしてしまったという事実も大きな要因となり、政府が民間企業の救済に巨額の公的資金を投入し、それでもなお経済が好転しないという状況への不満を高めた」「オバマ大統領への高い支持も米国民のその「大きな政府」への不満や反発を崩すまでには及ばず、その不満が逆に支持を崩し始めた」

この動きと、アメリカでの新型インフルエンザの拡大が結びつくような気がしています。

インフルエンザが一気に拡大し、無保険の何百万が発病したときに、パニックが起こります。その時に、オバマ大統領がカリスマ的に動き出すシナリオが考えられます。

ルーズベルト元大統領ならば、それぐらいのシナリオを描くでしょう。原因から考えるのではなく、結果から対応していくのがアメリカ流です。

偶然が歴史を作り上げていきます。その流れを見て、誘導していくのが「未唯への手紙」の目的の一つです。偶然の手順を間違うと矛盾を拡大します。それを避けたいと思います。
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