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エコット・キッズタウンから「くらしの未来」を想像しましょう

未唯へ。エコットのキッズタウン(http://blog.eco-toyota.com/)は面白いですよ。

企画そのものは、東京の環境学設備見学でヒントを得て、「とりあえずやろう」ということで、NAKさんを中心に始めたものです。エコットには子どもソシキのメンバーが割としっかりしているので、彼女らに任せてはじめた。

夏休みの5日の長丁場を乗り切ったみたいです。こういう企画は水ものです。来る子供によって、様相は変わります。タウンを成り立たせるためには、最低でも50人必要です。それだけだと、一応の部署に割り当てられるが、お客様がいません。ストックがあるけど、フローがありません。

金曜日のお通夜の帰りに、エコットの運営会議に出たのは、こういうイベントからエコット(環境学習施設)が何を学ぶのかを確認したかったからです。企画した人、インタープリターなどの大人も心配ですが、子どもたちがどう変わるかに、興味がありました。そのためには、中に入って感じることにしました。

キッズ・タウンには「宇宙の旅人」として、ゲスト・パスをもらって参画しました。なるだけ、大人がいない世界を作ろうと、努力していました。だから、町に同化するために、お地蔵さんになることを勝手に決めて、端っこに座り込みました。大人しか気付きません。

子どもが自律的に動いているので、様相がどんどん変わります。ハローワークへ行って、自分で「仕事」を見つけて、自分に合っていれば、知恵を働かさせて、商品を増やし、お客様への対応を変える。そんなことを器用にする子もいれば、ポリスとして、グルグル回っている子もいる。

そんな世界に、「町ツアー」として、親が回ってくると、町の活動が停止します。インタープリターも子どもができるものはどんどん渡していきます。ここでは、大人は異物なんですね。

子どもたちのこういう風景はあまり見たことがありません。大人に従うのではなく、自分の役割を自分で決めて、町を意識して、行動する。

参加人数とか、大人の充実感も大切だが、子ども一人ひとりの「物語」を大切にしてもらいたい。何を考え、何を行動したか、その次に何を考えたのか。広報メディアも進化しているから、そんな思い出を深化させると同時に、拡大できるはずです。

こういう時でも、私は「宇宙の旅人」であり、観察者です。
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