
市の広報紙が9月1日号から変わるという市民メールが届いた。大きく変わるのは毎月1日と15日発行が1日だけの1回になる。そして「縦書き右とじ・右開き」が「横書き左とじ・左開き」となる。発行減の訳は記されてが、左とじの理由は「電話番号などの数字やアルファベットを読みやすくするため」とある。
最近の公報紙面は英文字だけやカタカナ主体の見出しも多くなっている。それは基地の街という特殊性もあるだろうが、慣れぬ者には読みずらいから横書きは自然かもしれない。私もある広報紙を長年編集したことがある。横書きから縦書き、左開きから右開きに変わった。編集は横書きの方が容易と思っている。
市民メールのせいではないが、あるスーパーのお菓子売り場、何十種類も並んでいる綺麗な箱の商品名の大方がアルファベット表記、ここだけ見ると日本国ではない感じ。基地関係の人も多く驚くことではないのだろうが、時代の変遷に遅れていることを知る。TVのCMでも歌でも横文字混じりが多く、判読出来ないうちに次に変わり情けないが消化不良を起こすことはしばしばだ。
みんな横文字にかわっていく。運動選手はアスリート、中継はライブ、蹴球はサッカー、庭球はテニス、排球はバレーボール、競技場はスタジアム、世界共通の表現になるのは時代だろう。ふと思い出した、いつだったか金網で囲われた中で高齢の方が多数庭球を楽しんでおられた。その入り口に墨で「庭球場」と書かれた木札が掛っていた。なにかほほえましく感じたことを。
(今日の575) 深い意味秘めた漢字に興味湧く
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