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当分の間

2017年04月18日 | 地域
  錦川は市内北部千㍍級の山々をその源としいくつかの支流を集め瀬戸内海に至る清流で、市民の命の泉であり商工業発展を支えた。この錦川には国の名勝・錦帯橋があり、その姿は多くの観光客を堪能させる。その下流およそ2㌔に旧愛宕橋がある。市の配布資料によると、橋長は353㍍で昭和10年年3月に架設したが、洪水で一部流失し昭和30年に122㍍が架設された。

 この橋は車を使う地域住民には欠かせない重要な橋となっている。何分にも加齢で橋面の舗装は全長にわたりパッチワークのような補修跡が、欄干も傾いているなど「大丈夫、いつ架け替え」など何かの折に話題になっていた。それが橋面の舗装や欄干の取り換えなどの工事が昨年11月から今年3月末までの工期で始まった。迂回の不便を不満に思うことはなかった。

 4月になって通行止めの表示期間が「当分の間」と書き換えらえた。なぜと思いながら工事現場を見ながら通っていた。先日、回覧板で「落橋の恐れのある損傷個所が見つかり工期延長となり5月末まで通行止めと」とあるが、確定ではないようだ。損傷箇所は昭和30年の補修箇所で、現状では通行の安全が確保できないとある。

 橋面の舗装は新設橋のように仕上がり欄干の取り付け工事も始まっている。現場の表示は6月末まで工事となっている、安全になるまで待とう。気がかりなのは欄干の取り付け部にある橋名と架設日を彫りつけた石柱の行先、ぜひ残してほしい。改修後の橋には不似合いなようでもあるがどうなるだろう。隣町で架け替えられた大和橋のそれは近くに保存されている。
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