「桜切る馬鹿 梅切らぬ馬鹿」、何とかの一つ覚えに覚えている。これは「庭木の剪定の仕方をいいあらわしたこと、庭木の伸びた枝葉なら切ればいいというものではない」と近所の庭師から聞いたことがある。桜は切るとそこから腐りやすく、梅は切らぬと要らぬ枝が伸びるという。
散歩の道沿いに、何年も放置されている広い屋敷は雑草と雑木に閉ざされている。その荒地に紅梅と白梅が並んでいる。その高さは数㍍以上もあり、今は花盛りで見ごたえがある。梅に鶯、と言うが梅にメジロが群れている。花数が多くその陰で蜜を振っている。そのメジロの姿を探すのに手の平サイスのデジカメでは視力も衰えに入っていることもあり苦労する。
庭にやって来るメジロはいつも2羽の連れで、危険予知をしながらのみかんを食べで落ち着きが見られない。動くものが目に入るとすぐに連れだって飛び立つ。しかし白梅に群がっているメジロの数は何十羽、蜜を取る花は頻繁に変えるが、私が木の下でいくら動いても飛び立つこともなくとどまっている。外敵に発見されにくい環境になっている。
梅には鶯、というのは「花が咲いている梅の枝に鶯がとまっている光景は、ぴたりと合ってさまになる」ことから生まれたというが、残念だがまだこの組み合わせで見たことがない。今年の干支は寅、「竹に虎」に似ているようだ。
(今日の575) 鶯は鳴き声だけで姿見ぬ
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