日々のことを徒然に

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もうちょっと

2022年04月22日 | 生活・ニュース

 昨日の降雨量は20㍉ほど、今朝の気温は高目、これなら錦川から靄が上がる、そう思い庭から岩国城の建つ城山を見る。山の頂き付近まで靄が掛かっている。この高さなら岩国城の裾まで靄が来ている、そう思いデジカメを持って2階の窓を開ける。

 城の右方向から川の流れの方向に靄はながれているが、城の裾近くなると何かに引き下ろされるように靄が低くなり、過ぎるとまた上る。流れて来る靄は城より高いのでしばらく待つ。待てども待てども城の裾近くで波の底のように下がり、過ぎると上がる。結局、思った雲上の城らしき写真にはならなかった。「もうちょっと」下がるのが遅ければ、と思いながら15分辛抱したがカメラを収めた。

 「もうちょっと」、わずかな不足がある時によく使う。もうちょっと、あとちょっと、もうちょい、あと僅か、あとほんの僅か、あと一歩、あともう少し、いくつも思い浮かぶ。先日、部屋の飾りの調整で持ち出した室内用の脚立では手は届くが力が入らず調整できない。「もうちょっと身長があれば、脚立がもうちょっと高ければ」と思いながら庭用の脚立で用を済ませた。

 もうちょっと勉強していれば、これに似たような思いはこれまで何度も何度も経験した。その都度、もうちょっとだけひと踏ん張り、もうちょっと一歩前に、そう言い聞かせて過ごしてきた。靄の思い通り動いてくれないのは自然のことでどうしよもないが、「もうちょっと」はいろいろ考えさせてくれるヒントを秘めているかもしれない。

 (今日の575) おべんちゃらちょっと使えば上がれたか
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