日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

基本は一汁三菜

2013年11月03日 | 生活・ニュース

 
 「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」とは憲法第25条第1項にある中学校で学習する文言。続く2項で「国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」とある。これは国民の生存権と国の社会的使命について規定されたもの。

 文言からは生存権についても国の使命についても、具体的なイメージは浮かんでこない。いづれも時代の変化につれて変わってくるのだろう。特に文化については技術進歩で生活が便利になっているといわれるが、年とともに進歩を吸収できず、文字や映像で「そうなのか」と思うことはしばしば。

 そうは言っても健康については毎日の食が担うことになる。和食がユネスコの無形文化遺産に登録される見込みとなり、改めて和食の良さが見直されることになった。和食は、新鮮な食材そのものの味を生かした料理、と定義されている。その基本はごはん、みそ汁などの汁物と焼き魚、野菜の煮物、酢の物などを使ったおかず3品の「一汁三菜」を基本とする、そうだ。毎日、栄養バランスに優れた和食の基本を摂ることは難しい。

 夕方、玄関に大根やホウレンソウ、小松菜や豆などの野菜と旬の柿などが一山ほど置いてあった。黙って置いていかれたのは誰か、荷姿ですぐにわかった。その方の作るよく育っている菜園の写真を先日みたばかりだった。こうしていただいた野菜は、近所にもお裾分けしたが、新鮮なうちにいただく。食材偽装のない地元の野菜、その新鮮な味は贅沢品だと感謝していただく。
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