生きている熊は2回見た。サファリーランドのときは遠くでなく、手を出せば届く距離、それは車のすぐ横に来たからで、すぐに停まった。大きな熊の背中は窓の高さほどで、頭を上げると私の顔と同じくらいの高さ、園児だった息子は嬉しそうだったが、緊張したことを覚えている。2回目は動物園なので格別の思いはない。
最近、各地で熊に遭遇という報道が多い。人里や町中にも表れる。今年は亡くなられた人もある。市内でも熊の目撃が相次ぐ。その状況は市民ニュースとして都度送られてくる。いずれも市内北部山あいの広い地域で、多い日には複数回の情報が入る。「戸締り、生ごみの処理に気をつけ、外出の際にはクマに十分注意」が添付される。
亡くなったが北海道に住んでいた叔父は釣りが趣味だった。釣果に満足し帰宅しようとした時にクマに遭遇したという。道具も釣果も放り投げ、気が付いたら木に登っていた。下を見ると熊は釣果をたいらげて去っていった。釣果がなかったら熊は追っかけて木に登ってきたかもしれないなんて笑っていた。
熊にひやひやしたことがある。徳地の南大門で休憩し山越えでR9に抜けようとした。大原湖を過ぎ山越えらしき道に差し掛かったとき「ここから先クマに注意」という立札がある。初めて通る道ということもあり、熊に出会わず無事に通りぬけた時にはほっとしたことを思い出す。野生動物と共存、言うは易し行うは難しが現実だろうか。今日の目撃情報は無かったようだ。
動物愛護とか叫ばれて 熊は人を恐れず事故が起きだした
山の中では 声が届きにくいので 電動ホイッスルを持ってます
案外熊よけに なってるかも
山間部での撮影にはご留意ください。