日々のことを徒然に

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父の嬉しいもの

2015年06月21日 | 生活・ニュース


 父の日、最近にない高価なプレゼント商品が陳列に並んでいるという報道、それを求める人もあろうが並んでいるからかう買う人もあろう、景気浮揚の実感がないので思うのかもしれないが。ある調査で、お父さんが貰って一番嬉しいもの、それは手紙やメールという。売る側の邪魔をするわけではないが、物より気持ち、それが忙しいお父さんの生気をみなぎらせる贈りもののようだ。

 お父さんの似顔絵がざっと数えると400枚くらい張り出されている。絵の数だけ父の日があるのだろう。しかし、最近の世情から、幼稚園や保育園、そうした類似施設では父の日・母の日として特別な行事を行わない施設が増えているらしく、女性園長のくるしい心のうちが語られていた。共に母に父に感謝する日だが生まれながらにしてその姿や顔を知らない子どもたちが増え、それへの配慮が大切という。

 昨夕、「宅急便です」というインターホーンに促されドアを開ける。「〇〇子さんから贈り物です」と荷物をのぞける宅配の人。〇〇子は息子の嫁で一家は京都に住んでいる。夜、父の日の祝いと私ら夫婦の健康を気づかうメールが届く。息子は仕事が忙しく残業続き、孫は期末試験に向けて頑張っているなどの状況が追記されている。贈り物とメール、アンケートでお父さんの一番嬉しい形での父の日を迎えられ晩酌が少し多目になった。

 世界各国で父に感謝を表す日として父の日はあるがその日は各国で異なる。日本と同じ6月の第3日曜日が30カ国あまりで最も多い。早く15日遅くて21日のどこかで父の日が来る。成人の日、子どもの日、母の日、父の日、敬老の日、こうした日は、人について改めて思い直し考える日かもしれない。
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