今朝はこの冬一番の冷え込み。早朝ウオーキングの道を照らしてくれる月は寒さしのぎか時折雲に隠れるが、すっかり葉を落とした銀杏の枝は凛としていた。初冬までのあの虫や鳥たちの声は消えたままだ。今朝、餌を探しているのか小さな猪が畑を歩くのを見た。干石原付近の路上駐車している車の窓は凍っていた。
気をつけて観ると自然は自然に変化している。
葉が大きな芭蕉という植物。俳句では芭蕉は初秋、破芭蕉は晩秋、枯芭蕉は冬の季語とある。「1つの植物でも、その微妙な変化を見逃すことなくとらえて詠む」ことが俳句である、と述べてある。
ウオーキングの道沿いに十本ほどの芭蕉がある。夏には緑濃い数メートルはある葉、今は季語に読まれるそのままに変わった。写真には収められない。それでも大形多年草の意地か、数枚の薄緑の葉をみせる。
年をとっても自然は不思議、誰から伝えられ誰にどうして伝えるのか、いつもそう感じる。
(写真は開花前のミニ薔薇)
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