早朝、青空駐車の車は露で濡れていた。最低気温は6度台とか。これからは北よりの風に変わりますよ、というように錦川からの風が頬を撫ぜた。冷たかった。2、3日したら24節季のひとつ霜降(そうこう)、暦では霜の季節を迎える頃になった。
訪ねた先の裏庭に出たら刈取られた稲がはぜに掛かっていた。ほんの数日前までは秋の風景などと眺めていたが、今朝は「早く脱穀してよ」そんな勝手な自分に気づいた。なんという変わり身だろう。
変身と言えば親になり始めたころはウルトラマンにミラーマンなど、正義の味方として変身、悪を退治するTV画面を子供と見た。このところの変身、それも身勝手、筋の通らない変身は一部のマスコミ。
プロボクシング世界選手権の反則問題。デビューから当の試合まで持て囃し、敗れたらボクシングのようにめった打ちにするマスコミの変わり身に驚く。反則したことを厳しく問われることは当然だ。
スポーツ放送は殆んど見ないけど、ワイドショーで見たあの選手の言動行動にはいささか疑問を持っていた。しかしその姿は称賛を浴びることはあっても諭すコメンテーターは見なかった。ところがいま目にする全マスコミの報道はご承知の通り、これまでの持ち上げた報道姿勢は省みないで、変身し正義の味方になった。
素人思いだが、これまでの言動や試合マナー、過称賛の報道などがそこに表れたのではなかろうか。プロの言葉はスポーツだけではない。会社勤めも農業も、店員さんも漁業もすべての職業にプロフェショナルは求められ必要だ。心技体は自ら作り上げて欲しい。
社会人になりたてのとき「先ずはこの職場のプロフェショナルになれ」と教えられた。いい指導を受けたと今でも感じている。
(写真:味が心配になったはぜに残っている稲)
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