先週中ころから、しきびや榊、菊の花が店頭にいつもより多く並んでいる。お彼岸を見越しての品揃えだが、墓参りをうながす季節の風景でもある。今日はお彼岸の中日、秋分の日でお参りも多い。俳諧の世界では「彼岸」は春の彼岸をさし、秋の彼岸は「秋彼岸」と区別するとか。その故は知らず。
北海道から冠雪と紅葉の織りなす空撮の美しい映像が季節の変わり目を伝えている。日本最北端の四季の移ろいの瞬間を、本州の最西端で、いかにも遊覧飛行をしているかのような臨場感のある映像が見れるのは贅沢な文明享受だろう。
桜の開花は北上し、紅葉の進み広がる様子は南下する。こんなところにも自然は気を配っているのかのようで、うまい組み合わせになっていると感心する。
散歩も、中二日空けると公園の様子も秋に歩を進めていた。桜の葉は赤みをまし落ち葉は増えている。観光の人らの旅行着も色柄が増え、ソフトクリームの食べ歩きの姿も減った。今年の秋は台風が多く冬は寒くて長い、そんな予報をも出ているが、彼岸の中日の青空は穏やかで荒れる予報は思いもつかない。梨狩りのおすそ分けが届いた。
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