サイレン、年代によりそれぞれの思いがあろう。
時報や火災は一般化している。ダム放流もサイレンで報せる。子どものころの「空襲警報」のそれは耳に残っている。なにをおいても防空壕へ急儀、警報解除のサイレンまでは不安だった思いが残っている。
サイレンは、通気孔のある円板または羽根車を高速で回転させて音響を発する装置(広辞苑)と説明されている。会話で「サイレンが鳴った」という意味とは隔たりがあるなあ、なんとなくそんな気がした。
サイレンといえばパトカーに消防車と救急車がある。このサイレンは鳴らない聞こえないことが安全の印だが、1日に何度か聞こえてくる。どこで何が、とその進む方角を確かめている。近所で鳴り止むと表に出ることもある。事故現場に遭遇し、出動を依頼したことがある。サイレンが聞こえたときにホットした気になったことがある。
朝曇で日曜日、交通量も少ないと思いながらの朝ウォーク。突然、見通しの良い2、3百㍍さきで、赤色灯の回転とピーポーという音が起きた。追い越されるまでに時間は要らなかった。赤信号を左折して見えなくなった。どなただろう、そんなことを思っているうちあの音は聞こえなくなった。
出来るだけ救急車のお世話にならないように、朝ウォークが役に立てばと少し急ぎ足になった。
(写真:赤信号の交差点へ向かう救急車)
次のサイレンは甲子園で聞いてください・・
8月6日ですから。
もちろん、黙とうしました。
戦争の無い平和な世界を祈ります。