高齢者の車運転についてキャンペーンかと思うほど高齢者が加害者になる重大事故が連続している。報道、特にTVでは高齢者だから起きた事故だと決めつけられるようで、今一度気を引き締めなければと思いながら、運転を続けている。免許取得から今日まで、反則金も行政処分も受けることなく来たゴールドを守りたいという気持ちがそれを支える。
最近は各局が交通事故発生の状況としてドラレコとCGを駆使した映像を見せる。取材によるのだろうが、ドラマのような映像とナレーションに、それは絶対なのか、という疑問を感じる時がある。そうした放送の先には「高齢者は免許返納を」という落ちのようなひと言が多い。事故を起こそうと運転する人はいない。高齢という身体機能の衰えが事故を引き起こすことを心配し返納の発言になる。
しかし、その説得の仕方はあるだろう。車が運転出来なければ日常生活できない人や地域がある。在京のTVスタジオでは理解できない地方の実態を把握しないのだろう「高齢の人は加害者になる前に免許返納すべきだろう」と名前は知らないが40代くらいの出演者、私には叫ぶように聞こえた。それについうて同調発言の無かったことにほっとした。
免許証の自主返納をすれば、公的な身分証明書として一生涯使える「運転経歴証明書」の交付が受けられる。自動的に交付されるのではなく手数料を添えての申請が必要だそうだ。昨秋、私の免許更新手続きをしてる傍で、自主返納手続きされる高齢のご夫婦の姿が今も目の奥に残っている。「これで乗れないのですね」、それに黙ってうなずくご主人、その寂しそうな横顔からこれまでの車生活のあれこれが蘇っているのだろう、そんなことを想像した。
ACCなしの車は 運転したくない
他の車は知らないが自分では当たれない車
それと人間の構造からで 座ると股を開く老化現象がある
正座のように座るとアクセルは踏みずらいので 気をつけたい
加害者になってはならない、思いながら結論先延ばしです。