知人からパステル画教室作品発表会の案内状が届いた。会場にはいろんなジャンルの30点ほどが並んでいる。離れて観ると油絵のように思えたが、近づくと色に混ざりけがない綺麗な絵という感じを持った。教室メンバーの似顔絵と作風が一致していないのが愉快だった。
子どものころから絵を描くのは好きだった。吉香公園の錦雲閣へ、放課後1週間通ったこともある。そんな事から甥や姪が来るとよく絵を描いて見せた。せがまれて描くこともあった。そんな絵の色塗りはクレヨンとクレパス。昔からの使い残りで折れて短い屑のようなものばかりだった。
小学校の何年生のときだろう、図画の時間に使うクレヨンがクレパスになった。戦後まもないころのクレヨン、硬くて塗りにくく色重ねが難しかった。そのうえ簡単に折れる。折れても捨てることなく大事に使った。
クレパスはクレヨンと違い柔らかく重ね塗りが簡単に出来た。急にうまく描けるようになった気がした。いま思えば、柔らかいクレパスが重厚さを感じさせる仕上がりにしてくれたのだ。水彩ではデッサンの線が残る淡い色使いが好みだった。初めてみるパステル画、観賞しながらそんなことを思い出していた。
(写真:パステル画の展示風景)
それぞでに特徴はありますが、このパステル画、なんともほのぼのとした味わいがよかったですね。
以前はパステルもよく使っていました。
あの柔らかさはパステル独特で、本当にほんのりしますね。
私はパステルを削って絵筆や指で塗りたくっていました。今は水彩画ばかりですが。
今、童話の挿絵の公募に挑戦しています。色を何で塗ろうか考えていたのですが、パステルと水彩具を重ねていくのも面白いかもしれませんね。
最近顔彩を使った絵はどうですか?
描く事が楽しかった、今も思い出です。
公募への挑戦、期待しております。
顔彩、あることとその教室の日が重なり、今、蓋を閉じたままです・・・。