日々のことを徒然に

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義父の33回忌

2016年05月15日 | 生活・ニュース
 義父の33回忌、結婚して来年が50年になるから短い厚誼だった。結婚当時は3交替という不規則な勤務で、訪ねることもまれで、思えば不義理続きだった。また、盆暮れは来客が多くて留守が難しく「子どもを連れて家内の実家へ」とはいかなかった。

 義父は終戦まで海軍燃料廠の技術者だった。結婚したとき化学プラントの運転員だったこともあり、話題の中で共通するものが多々あり、現場運転員の苦労を理解してもらえた。生き方は真摯実直、労を惜しまぬ人だった。

 義兄は「50回忌が執り行えるか気になる」とひと言。これまで祖父母と父の50回忌を済ませた。2年先に母の33回忌が待っている。母の50回忌を思えば義兄と同じ思いになる。50回忌を執り行ってもらえる人は幸せと聞くが、跡継ぎも歳を重ねており悩むところだ。

 仏説阿弥陀経を僧侶とともに声を出してあげる。民が希求してやまない安定安心した生活の場はどこに、どの様に存在し、どの様に生きていくことが安定の場を築いていけるかを教える経と僧侶は優しく説くが、いつ聞いても難解だが、心は休まる。
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