「次の寄り合いがあるけえ一足先に失礼する」と会が終わると同時に急いで帰られた人のひと言が耳に残った。それは「寄り合い」。久しぶりというか長らく耳にしていない。懐かしい思いがした。
会議やミーティーング、会合に集会に打合せなどは、その目的を頭につければひと言で通じ合える言葉のひとつだ。こうした案内状に「寄り合い」は使わないだろう。
寄り合って相談する。これには口角沫を飛ばしたり、刺々しくて意地悪な感じの物言いを思わせない穏やかさを感じる。
よくでる「談合」。これも口角沫を飛ばすことはなく「ひそひそ」と穏やかに進むのだろうが、この寄り合いはいただけない。大手企業の留まるところを知らない陰での寄り合いには早く終止符を打ってほしい。
ぶらぶら歩いていたら、石垣の同じ穴から延び出た葉がある。他に幾つも穴はある。攻めあって出なくてもいいのにと思いながら、石垣の中の寄り合いはどんな様子か聞いてみたくなった。
(写真:石垣から延びたもみじは育つだろうか)
自然の草木は強いですね。
何だか叱咤されているようです。
似た状況の写真を4月に収めていますのでメールにて別送いたしました。
今の人は科学に生かされている、そんな感じがしますが如何でしょうか。