スーパーの展示で季節や行事の変わりを気づくことがある。歳暮の解体バーゲンが終わると、甘い香りのただようチョコが化粧されて並ぶ恒例の光景が現れる。もう1月はいぬるころだから不思議はないバレンタインデーチョコの売り出し。この時期しかお目にかかれない、あるいは食べられないチョコもあるとCMが流れる。チョコ好きにはたまらない季節らしい。
日本のチョコの売り上げのほぼ半分はこの時期、バレンタインデーの売り上げがしめるという。カタカナや英文字で飾られた箱や包装からどれを買い求めるか、真剣なまなざしが陳列棚にそそがれるのを見ると、売り上げの多さを納得する。傍目の言い方をしているが現役の後半ころには、お返しを考えてそれなりに眺めていたことを思い出す。
日本食ブームの影響からか、日本酒入りのチョコも人気があるという。洋酒入りのそれは口にしたが日本酒入りはあることを知ったばかりで、チョコとのとり合わせやいかにと興味がある。洋酒のつまみに生チョコは良くあう、さて日本酒はどうだろうか、自分へのご褒美として買ってみよう。
報道では、義理チョコが減少し自分へのご褒美に買う、つまり贈り先が変わりつつあるという。豪華な商品誕生の理由の一つという。職場の男性全員へ、ひと言手書きの小さなメモと合わせチョコを配ってくれていた。それは職場の貴重な融和を醸し出していた。そんなバレンタインデーは過去形になりつつあるというが、ごれも時代変遷の一つだろう。寂しく思わず、いい時代のバレンタインデーを経験し喜んだことを書き残しておこう。
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