帰省した孫を見送って新幹線のホームに上がった。この前ホームに上がったのは正月の帰省を見送ってだから久しい。通過する数本の「のぞみ号」を見たが迫力は変わっていない。
孫はホーム側の席に座れた。発車まで通過列車待ちのため数分ある。話は窓越しに手まねで何とか通じる。
通過と停車の2台を撮ろうと構えていた。通過列車がホームに近づきシャッターを押すとき、ホームの車掌が右手で左腕を支えるようにして時間を確認した。
日本が誇る1つに定時という概念がある。軌道式交通機関がそのさえたる例になるだろう。約束の場所へ・会議に・観光にとそのことを信じて移動を託してきたしこれからもそうだろう。
思わぬ事故や災害、時には運行者のミスなどによりこの定時が崩れると大きな混乱が発生し、ときには人の一生を左右する事例を多く見てきた。そうはいってっもこれの利用をやめることは出来ない。
今は夏休み・盆休みと帰省のシーズン、子どもたちも楽しみに古里へむかう。ガソリン価格の高騰で自家用車からの乗換えも多いという。事故の無いことを願うのは利用者だけではない。
そんなことを思っていると定刻、通過列車を見送った「こだま号」は静かに動き始めた。
(写真:発車までの時間?を確認する車掌)
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