日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

落ち葉そっと秋装う

2022年12月02日 | 地域

 師走の入りを待っていたかのような寒波。当市の今朝の最低気温は2.1度、それでもサムライジャパンがスペインに勝利し寒さをやわらげた。いや、勝利の報で寒さに気づかなかったのかもしれないが、街行く人らはみんな笑顔で上機嫌に見えた。「これで仕事に専念できます」という若い女性の声に笑いをもらった。

 燃えるような各地の紅葉の映像が映し出される。撮影器具の進化は居ながらにしてその地にいるような見事な風景を届けてくれる。これならコロナ経済対策の旅行支援を使わなくても楽しめる。そんな中、有名な寺のモミジの枝を、商売の日本料理に使うため切り取ったという事件があった。京都で知られた料理店らしいが、理解に苦しむ。

 少なくとも月に1度は通る道沿いに遅い秋の装いを見つけた。それは段々畑の法面に名前を知らない1本の大きな木が立っている。その木の枯れ葉が散って敷物のように広がっている。それは映像で見るような派手さや鮮やかさは感じないが、そっと秋の装いを自然のままに飾り楽しんで見下ろしているように思えた。

 昨日から7年ぶりの節電要請が出ている。ウクライナの人々の厳寒の中で停電からくる様々な苦労を思えば幸せな日を過ごしている。節電を伝えながら各地の華やかなイルミネーションも画面に踊る。何か矛盾を感じながら、エアコンの暖房設定温度は21度にしている。

 (今日の575) 名を知らぬ立木の落ち葉装う秋
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