2040年、生きていればの仮定だが私は100歳になる。安心安全であるべき年金の将来性に疑問がつき、95歳まで生きるには2000万円が手元に必要という。年金は100年安心と、庶民の心配を政府は受け入れないどころか、丁寧な説明が出来ない。偶然だろうが介金融庁の指摘と介護崩壊の報道と相通じるところがある。
60年以上も昔の話になる。祖父母は自宅で療養介護の末に逝った。父母は元気で私ら子どもも手伝いが出来た。診察は同じ町内の開業医の定期的な往診で診てもらった。3世代同居など不思議ではない当時のことで、祖父母の終末は普通のことだったと思う。両親は救急搬送で治療を受けたが棺での帰宅となった。付き添いの苦労はあったが、話に聞く介護の苦労に比べれば緩やかだった。
介護だけでなく最近はあらゆることに「自助」が問われる。誰もがその終焉まで「他人に寄りかかることなく自分で自分の身を守る」ことが理想だと分かっているが、現実は問題あり。私は100歳までには約20年と少しある。先日届いた年金支払い通知書を参考にしながら、少しおおらかな気持ちで自助の形を考えなおしてみたい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます