12日の午後、西岩国駅に珍しい列車が停まる。興味があればぜひお出かけを、と2、3日前に知人からメール。列車の愛称は「ドクターカー」とある。というからには何かを診断する列車ということだろう、夏日の中を出かけた。
メールに書いてあった時刻どおり、ドクターカーは上り線のホームに入った。2両連結のその車体は客車と違い、窓も少なく乗降口に窓もない。車体の中央は黄色、別名イエローカーという所以もここからついたのだろう。
友人は博識の一端を聞かせてくれる。軌道および架線など、諸設備に不具合がないかどうか、走行しながら検査する車輌で、その性能は「走行するだけでレールの継ぎ目の異常も発見する」優れものという。軌道検査車ともいうそうだ。
西岩国駅のあるJR岩徳線は単線。下りのジーゼル列車とすれ違いで終点岩国駅へ向った。上下線のホームにはアマチュアカメラマンが10名あまり、長いレンズでドクターカーを追う。トンネルに入って見えなくなった。
折り返して今度は下り線のホームへ停まる。上りのジーゼル列車とすれ違いに静かに発車した。安全を確保するためダイヤにはない列車が走っていることを知った。それにしてもイエローカーの運行情報はどこから入手するのか聞いてみたが、内緒だった。
(写真:下り線ホームに入るドクターカー)
停まる日にちは決まっているんですか。
電車の好きな友人に紹介させてくださいね!
以前は小さな貨車のようなものに載って点検されていましたが今は実視でなくても点検作業が可能なのでしょう。時代を感じます。
我々の…イヤ私などのエッセイにもこのような軌道検査車なるものが働いてくれるといいのにね…。
電車好きな友達にも広めてください。
こうした合理化が保線夫さんの職場を消していったのでしょう。時の流れでしょうか。
Tさん、自分で書けばいいのに~
Tさんに宜しくお伝えください。