日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

洗顔石鹸

2014年02月12日 | 生活・ニュース


 バレンタインデーの日の贈りもの、女性から男性に贈るという品はチョコレートということになっている。初めてもらったのは30代半ば過ぎ。男だけの3交替職場から女子社員のいる職場へ人事異動になった時の義理チョコだ。そうか、職場が変わればこういうこともあるのか、こういう世事にうといことを思い知らされた。それからは定年まで続いた。

 このお返しを買うのも楽しかった。といっても、品質に味、見た目にメーカーなど選択能力が欠如している私に変わって、選ぶのは家内の役目だった。家内も楽しんで選んでいたように思う。最近はスーパーの特設コーナーを見るくらいになっている。毎年、家に届けてくれる人は「お返しなしで」と手渡してくれる。

 先日、生放送のラジオ番組でバレンタインデーにもらった思い出のプレゼントを出演の芸能人が紹介していた。色に形に味などチョコのいろいろが登場する。その中で遠慮気味に「僕は洗顔石鹸です」と中学生の思い出を話す。笑ったり奇声も聞こえた。話した人は「そのころ顔中がニキビだらけでした」と付け加えた。笑いや奇声がなるほどという納得の声にかわる。

 今のバレンタインデーは本来の意味を離れて、チョコ屋さんの売り上げ向上作戦に乗っけられたような感じがする。手作りも大はやりといううが、お店のチョココーナーも賑わっている。同じ贈るなら、本命さんだけには洗顔石鹸のように印象に残るものを贈れば、バレンタインデー本来の趣旨にかなうのでは、これはチョコっともその気配のない古稀を過ぎた男のひとりごと。
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