以下は3月6日、毎日新聞福岡都市圏版に掲載された「記者有情 ありがたきかな」の記事。
山口県岩国市のtatu_no_koさんから「『はがき随筆』に載る書き方」というB6判の冊子が届いた。4年前まで勤務した山口で、私が月1回連載した随筆の書き方を、パソコンで打ち直し携帯しやすくしたという。
はがき随筆の掲載作を決める仕事に、10年近く携わった。村田喜代子著「名文を書かない文章講座」を筆頭に、いろんな本を読んだ。それらを基に書いたものだ。tatu_no_koさんは、ポイントを6点にまとめている。(1)テーマを絞って書いているか(2)文の中に「発見」や「思考」があるか(3)序破急の構成がよい……。
tatu_no_koさんは昨年、新聞掲載100編記念の本を出版した。頭が下がる。それにしても「はがき随筆に載る書き方」とは……。参りました。【元山口支局長】。(注:氏名は変換しています)
この記事を読まれた福岡県在住の方が私の所属する同好会代表のOさんへ冊子が欲しいと電話依頼、Oさんより連絡をうけ、その方にお送りした。偶然ではあるが私と同じ苗字の方だった。元支局長に紹介いただいただけでも喜んだのに、その余波があるとはもう一度喜んだ。
「岩国なう」という情報サイトがある。市に関することなら硬軟問わず全国の情報が載る。特に購読紙以外の岩国の記事が読めるのはうれしい。その情報サイトに、冒頭に紹介した記事が載っていたことを偶然見つけた。毎朝、岩国なう、は開いているのに見落としていたようだ。手帳を見ても特にたて込んだ日ではなかった。その日に知っていれば違った対応をしていたかもしれないと思うと、自分に関する大きな見落としを残念に思い、丁寧に見ること読むことを改めて思い知る。冊子をもっと開けという、元支局長の諭しかもしれない。
無理は効きませんのでマイペースの歩みで楽しみたいと思います。
よろしくお願いします。
本当にあのころは、はがき随筆と格闘をしていたように思います。
これらすべてがtatu_no_koさんの、たゆまぬ陰の努力のたまものと思います。
益々のご健筆を期待しています。