近所の写真愛好家の人が退職以後に「日本の祭り」と題した個展を開かれている。日本各地の有名な祭りだけでなく地域の素朴だが歴史ある祭りの様子も紹介され、見知っている人も撮れていて親しみが増す。近撮は勿論だが撮りだめてあった祭りなども含め15回目の今回は50作品が展示だった。
作品は愛媛県の伊予西条まつり、新居浜太鼓祭り、土肥太鼓祭りの3祭り。コロナ解除で参加者からはマスクが消え祭りを盛り上げる、祭りを楽しむその素顔が映し込まれていて、その地域の力強い勢いが伝わって来る。どれもきらびやかな太鼓台や神輿が輝いている。
西条祭りは「豪華絢爛」、新居浜と土居の太鼓祭りは「豪華絢爛・勇壮華麗」と評される太鼓台や神輿が練り歩くという。新居浜太鼓祭りでは練り歩く太鼓台同士のぶっつかり合いで、太鼓を乗せた大きな丸太が折れることもあるというから、その勢いは押して知ることが出来る。これが祭りの盛り上がりだろうか。
展示写真にちょっと場違いだが鯔背な高齢者の1枚があった。撮影者に聞くと、その1枚は祭りを仕切る人らの一人で、こうした人らが勢いに余るような祭りの流れを制御しているという。映像で見る祭りの練り歩き、どこの祭りでも整然と統制が取れて流れている様に思っていたが、経験深いこうした人らの力があることを知った。
(今日の575) 神輿乗せめぐる車を待つ人ら
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます