新聞・雑誌などは見出しのあるとこから記事が始まる。その見出しづけは編集の真髄という。そこには記事に目印をつけ内容を凝縮し読者を読む気にさせることが求められる。辞書で見出しとは「新聞・雑誌などの記事の標題」とだけ載っている。簡単そうだが、短く・正確で・わかりやすくつける、新聞編集者も「毎日が格闘」と話してくれた。
そんな硬い話はさておき、広島カープは昨夜、阪神に打ち勝って首位に浮上した。今朝の広島の地元紙「中国新聞」の広島に関する見出しを拾ってみる。1面の今日の紙面紹介の囲み「コイ再び首位に浮上」。スポーツ面「4番松山 2発5打点」が主見出し、柱見出しで「コイの首位浮上けん引」で主記事が始める。中見出しで「新井の代役 手応えあり」の横に松山の4号2ランを放った瞬間の写真が2Lほどのサイズでアップ。
「救援の戸田2勝」の横に力投する戸田の写真が並ぶ。「丸が一発『風のおかげ』」は謙遜する丸のコメントが勝っているからでもあるが、笑みを誘うというか余裕を見せる。カープの甘辛を綴る「球炎C」は「流れつかんだ石原投入」が見出し。継投(リリーフ投手)ならぬ継捕(リリーフ捕手)の必要性を説いている。これは署名の囲み記事でカープフアンの支持者は多い。
広島以外の試合はそれなりのスペースで載っている。全国紙の広島扱いに比べると内容は充実している。関西も中京においても同じ傾向というから地元フアンは喜ぶ。紙面から思うと明らかにカープ寄りの紙面だが、それだけ地域においては報道価値が高いということだ。まもなく梅雨入り、雨に負けず泳ぎ続けろ。
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