日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

カラオケを歌う人形

2009年05月30日 | 陶芸
               

いつの頃からか飲み会で2次会と言えば「カラオケ」が定番になっていた。歌の得意な者にはいいだろうが、そうでない者にはきついこともあった。人間なれれば何とかなる、そのうち嫌な顔をしないで後ろからついていき始めた。

初めの頃は歌の伴奏だけ入ったテープを1曲ごと演奏装置に出し入れ、そのうち複数曲に、分厚い歌集を片手に歌った。ディスクに変わり歌詞と歌にあわせた背景が画面で流れ始め歌集は姿を消す。今は衛星を使い最新を何曲でも予約できる優れものに変わっている。

歌が終わると採点する装置があった。その点数表示に面白い話がある。誰もが上手いという人の点数は低く、そうでない人のそれは意外と高く表示される。歌が下手な人、嫌いな人をカラオケに誘うための作戦が組み込まれている、と言うのだ。周りが驚くほど高い点数に作戦は本当だと思いながら、やはり人前では歌えない歌唱力だ、そんな納得したことを思い出しながら「カラオケを歌う夫婦人形」を作るために粘土をこねていた。

「口は思い切り大きくするとユニークな人形になりますよ」と言うことで顔から作り始める。ここでは歌の上手下手はない、思いっきり大きな口から作り始める。作り終えてみたら全員の人形が2頭身でちょっと不気味。記念写真のため整列すると、大きな口から「憧れのハワイ航路」が聞こえたきた。そういえば石本美由紀さんはとなり町の出身だった。

素焼き、色付けと楽しみは続く。

(写真:大きな口をあけて歌う元気な人形たち)
コメント (4)
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